過去ログ開帳〜2012年ブータン旅行【国王と同じホテルの釜の飯を食すw】

 間が空いてしまいましたが、過去旅行記第2弾です。写真とか移動できないだろうと考えていたら、きちんと貼り付けされていて、デジタル疎い私はよくわからないのですが、助かった。前回に続き、今回も2記事まとめたので長いです。変なところあるかも。(それはいつものこと) よければ前回記事からまた楽しんでください。

ura-love-jpn.hatenadiary.jp

 

 

ブータン旅行はこんな工程でいきました。
1.バンコク

2.バンコク~パロ~ティンプー

3.ティンプー~プナカ~トンサ

4.トンサ~ブムタン

5.ブムタン~(ロベサ*チミ・ラカン)~ティンプー

6.ティンプー~タクツァン僧院~パロ

7.パロ~チェレ・ラ~パロ

8.パロ~バンコク
 ブータンの道路は基本的には舗装されていません。環境保護の政策をとっているため、道路を舗装してそこに住む生き物たちを追い出すようなことをしないということらしいです。また、道路がやたら曲がりくねっているのも車がスピードを出さないようにするためとのこと。
…ですが、舗装されていないがゆえに雨季には道が流されたり、土砂崩れで通行止めになることが多いとの噂も聞いており、同時に非常に酔いやすいとのことで、酔い止め薬もたくさん持って、覚悟していきました。ただ、ツイていたのかドライバーが凄腕だったのか酔いも少なく(全く酔わなかったとはいいません)、目的地まで着くのが早かったです。
 そんな感じでうまくいきましたが、ブムタンに向かう道中については土砂崩れではなく、工事渋滞にはまりました。    日本人から見ると何これという工事状態ですがブータンにおいては岩などを採掘するために工事業者が道をふさいで作業を行うことは日常の景色だそうです。(ガイドに日本では道路をふさぐ場合は国に申告して、あらかじめみんなに知らせる義務があるんだよと伝えたら驚いていました。)トラック一台に土砂を積み込み終えるまで約1時間弱ひたすら通れません。これが2度ありました。。  ちなみにブータンのトラックはなぜかこんなのばっかり。 なんで?と聞いたら、「流行りです」って…。説明になってるのかいないのか。
  トラックはインド・タタ製、乗用車は韓国・ヒュンダイ製のものが多かったです。トヨタについては、「非常に高価なうえ、故障したときの対応にも時間がかかるので、本当にお金持ちの人しか乗らない」との評。しかし、直接お会いできたわけではないですが、ブータン国王様が乗られている『Bhutan』ナンバーのお車は拝見でき、それはまごうことなきトヨタ車でした。

--------------

   ブータンの首都ティンプーに5つ星ホテルがあります。その名も『タージ・タシ』、名前から推測できるようにインド系のホテルです。
  私自身、このホテルについてはインド系だし、公定料金にかなり追加しなければ泊まれないということで泊まりませんでしたが、友人お勧めの夕飯を食べようとした店が閉まっており、カードか何かで別に払っていただくことに問題なければ豪華なところでも選べますよというガイドの言葉に誘われ、タージ・タシで食べてみたいとリクエストを出しました。
--------------------------
  で。タージ・タシのエントランスに車をいれたら、正面の車寄せのところにやたらいいトヨタ車(ランドローバー?っていうの?ちょっと大型車)と、やたらガタイの良い男性が車のそばでお話されていて、ナンバーを確認すると『Bhutan』とのみ。。
一緒にいた友人は「国王の気がする…」と不穏なことを言い出しました。ちょっと待って、私たちはまたご飯にありつけないの?と思いながら、すたすたホテルにはいる友人を追い、私も中に。 
 友人は以前にもタージ・タシで食事をしたことがあり、大体どこに何があるか把握していたようなので、ロビーに入ってそのまま左方向に向かうと、その先に大きな扉。日本と同じような洋装の女性がそばに立っており、立て看板だったのかなんかに"WORLD BANK CONFERENCE(世界銀行会議)"の文字が見えました。
(…私自身、当然のことながら日本で天皇陛下にお目にかかったこともなく、あの国王様がこのホテルにいらっしゃるという言葉やエントランスをはいったあたりから舞い上がっていて記憶が正直相当あやふやです。)
 友人はそんなパニックになった私を放置し、扉の外に待っている女性と会話をはじめ、2、3言話して、再びロビーに向かいました。
 そして、ロビーのレセプションで友人が話をして、そのままエントランスから向かって正面の吹き抜けのレストランと思われる空間に案内されました。
------------------------------ 
 席について、なになに?どういうことなの?と聞くと、こういうことらしいです。
-------------------------------
  タージ・タシにはレストランが2つある。エントランス左方向に1つレストランがあって、そこがおいしいが、そこは今晩はやはり、国王様たちが会議で使っている。
 今、座っている正面の吹き抜け空間にあるレストランは本来は違うレストランだけど、今日はこちらのレストランで今国王様たちが食べているレストランのコースも食べられるということで、そちらのメニューを持ってきてもらうことにしたとのこと。
------------------------
 コースは3コースあり、日本でいう松・竹・梅。ちょうど私たちは3人だったので(ガイドさんと運転手さんは別のところで食べてきてもらうように打ち合わせ済み)、まあ、とりあえず全部頼んでおこうかみたいなノリで、オーダーしました。
-------------------------
 出てきた食事はこんな感じでした。
◆ホテルベイクらしい焼き立てパン
◆前菜  …レタスとトマトのサラダ+きのこのマリネ、   チベット風餃子・「野菜のモモ」、「野菜と肉のモモ」  (順番にランクアップ)
◆スープ…川海苔のスープと何か一つからチョイス     (三人とも川海苔リクエスト)
◆メイン  …ブータンスタイルでシェアするという話をしたため、まずは大皿にいっぱいのご飯を取り分けてもらい、そのあと7種類くらいのおかずが登場。
 全部ウエイトレスさんがサーブしてくれたが、一周終わったあとに、「あとは自分たちでサーブするから、置いておいてください」とお願いしてテーブルにならべてもらいました。
 内容として、印象に残っているものは、鶏ミンチのハーブ炒めとか、ジャガイモと牛肉とこんにゃく?の塩+何かしょうゆっぽい味付けの肉じゃがみたいなの、いんげんのチーズ煮込みとか。牛肉のがっつりした煮物など他のレストランで見られるメニューもありました。ただ、他と違うのはそれぞれの味がすごく品がよかった。辛さも脂っこさも控えめにして外国人にも食べやすい味でした。
◆デザート  自家製アイスクリームとクッキーがこんもり。紅茶もいただきました。
-------------------
 費用についてはカードで払いました。ブータンでは見なかった金額だなーさすが5つ星と思いながら、日本に帰ってきて支払い金額を確かめたら、日本円で10,000円強…
 3人で食べきれないほど食べたのに、何この日本では居酒屋で食べました的な金額と思いながら、明細を見つめました。
 日本と価値が本当に違うんですね。公定料金制で食事代については基本的にガイドさんにおまかせしていたので、全然価値がわかっていなかったというお話。
-------------
 食事を終えて、外に出ると、ガイドさんと運転手さんが「国王様を見かけました、こんなところで!」と喜んで駆け寄ってきてくれました。こんなところで!という言葉で仕事を(私ら)を差し置いて喜んでもらって困るよと思いながら、ちょっとそれはそれでお世話になった二人に得した気分にもらったしよかったです。

 

  2018年追記。当時は意味がわかっていなかったのですが、タイトルにもつけたとおり、言葉とおり国王様と同じ釜の飯を食ってたんですね!ひゃあ。←今回自分の投稿を読み直して理解したwいや、また後日振り返りも書こうと思うけど、言い訳すると多分当時高山病だったんだと思うんだ、最終日とかやたらよく寝てたし。よし、ではこれからまた少し寝ます!おyすみ!