『カレカノ』読破しました!

彼氏彼女の事情 全21巻完結セット (花とゆめCOMICS)

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こんにちは、ura_love_JPNです。やっと『カレカノ』読破しました。高校時代に冒頭は読んでいて、大学生のころ、社会人になってからと結構挑戦していましたが、途中の周囲の外堀を埋めるあたりがハマれなくてw有馬の過去編になかなかたどり着けなかった(たどり着いても面倒臭くなり挫折するパターン)のですが、中弛みの部分も耐えに耐えw読みきりました。長年の課題本を読み終えたこの達成感w
初めて読破しましたが、ヒロインが強すぎて、改めてすげえなと。こんなしっかりしたヒロインなかなかいないなと笑いました。医者になるなら子供産むのは早い方がいいなんてなかなか考えないwそして義実家の大病院を乗っ取るとかww高校生で株の売買するとか最強すぎて。娘を育てるならこんな逞しい娘がいいですね。
一方のヒーロー・有馬くんは、草食男子の走りだったんだなあと振り返りました。庵野監督がアニメ化に走ったのも分かる気がした。なんだかんだで、やはり〈あのころ〉の、1990年代の終わりの雰囲気がすごい。セカイ系って言葉を思い出した。なんだかんだであまり広い世界を描いてない気がする。テーマが家族だろうから仕方ないかもしれないけど。
ケータイが出てこないのも懐かしくて。漫画、あのころから読んでるけど、ケータイが小道具として定番化したのは本当に2000年すぎてからだったなあと振り返りました。2015年以降はLINEが定番小道具になってるよね。まー雪乃さんは2000年にはインターネットガンガン駆使してそうだけどw
私は今回『マンガpark』ってアプリで読み切ったけど、来年2月で閲覧終了らしいので、今から挑戦する人は頑張って読んでください。
そう。合間に作品ごとに皆が投稿する【コメント】を読んでいたんだけど、
『父親の過去には忖度して甘いのに、誰より悲惨な過去を持つ母親には冷酷な作者の視点が気になった。有馬母の過去の話をください』
というコメントが高評価を集めていて、考えてしまいました。
私の見解として、これは『彼氏彼女の事情で、父ちゃん母ちゃんの話ではないから、ヒロインの強さを引き立てる【ダメ母ちゃん】が必要だったんじゃないかと。作者は負の連鎖を断ち切るお話が描きたかったのかなと。
登場人物たちのかなり多くにサブストーリーをつけている中で確かに母ちゃんだけ絶対悪的に描かれていてバランスが悪すぎるのですが、少女漫画であるし、それが欲しいならレディースコミックで補えばよい気もしましたwしかし母ちゃんもし有馬死んでたらどうしたんだろう。んー?そのあたり考えるとやっぱり母ちゃんは浅そう。
でも、今子育て中の身としては、いくら金目当てでも一人で子供育てるのはきつい。あれかな、金にモノを言わせて有料保育所とか預けたりしてたかな、とか余計なことを考える。
しかし、子ども3人抱えて医大に入学するとかどんだけ無理ゲーと思うんだが、努力家にも程がある、ゆきのんw
まあ、最後はみんな幸せで何よりなお話でした。(浅羽くん以外)
いやあ、本音を言えば浅羽くんがもっと有馬にギラギラしてるとキャラが立ったかもしれないと思うとその点だけは個人的に残念だった…かな。いまどきなら多分そうだろう気がする、割合的に。→余計なお世話ですみません。
さあ、そんなわけで、また次の面白い漫画を求めてがんばるぞ。ではでは、まずはおやすみなさいー。(昼寝してきます…)