四国にするか、北海道にするか。それが問題だ。

こんばんわ、ura_love_JPNです。ここのところ、仕事で失敗が多く、心を削られています。自分のポカミスなのですが、なぜか同じタイミングでポカポカしており、その頃何かあったか、と調べても何もないという。。あかん、ホンマにあかん失敗だ…と凹んでいます。元々細やかさがないため、気をつけてだいぶなくなっていたのですが、気が抜けているのか仕事の過渡期で気が回らないのか。フォロー入れて、治るは治ったのですが、失敗は失敗なので落ち込んでおり、アートな非日常に浸ってぼーっと過ごしたいなぁと。逃げです。

今すぐに、とか暑い夏休みで、とか時期は考えていませんが、今年のどこかで行けるといいなと。

私はイサム・ノグチという日系アメリカ人アーティストにはまっていたことがあり、彼のアトリエだった美術館が四国にあります。

www.isamunoguchi.or.jp

正しくは、ニューヨークと四国にあったアトリエが美術館になっているわけですが、ニューヨークの方は大学の卒業旅行に訪問しており、四国は国内でいつでも行けるからーと先延ばしに。ここにきていきたいw

 

Home | The Noguchi Museum

 

また、イサム・ノグチが晩年に設計した公園『モエレ沼公園』が北海道にあり、ここも新婚旅行でw北海道に行った際に見に行ったのですが、素晴らしかったのでここにきて行きたいwwだだっ広い公園に見たことがないタイプの遊具があるので子どもが絶対に楽しかろうと。そして私も嬉しい。

 

moerenumapark.jp

 うちの子どもはなぜかテレビ番組でみかけた太陽の塔にハマっており、また『びじゅチューン!』という美術作品をテーマにした番組も好んでおり、アートはうまく導入すれば一緒にハマってくれるだろうと狙ってもいるのですが、四国のアトリエは本当に子どもにも面白いのか自信がないので、北海道がいいのかなと。

www.nhk.or.jp

(…しかしびじゅチューン!はこんな取り上げられ方をしているのね、NHKサイトは奥が深いなぁ。あまり見に行かないんだよね。) 

そんな感じ。

 イサムノグチの何がいいのか、といえば、静かにそこにいてくれる作品が多くて、一方主張が少ないながらもグイグイくるところが好きです。鉄の板をよせ集めた作品が天使に見える、とか切り出した石が山だったり、あるいは実現しなかった広島の原爆死没者慰霊碑案も大好きです。

www.hiroshimapeacemedia.jp

イサムノグチの作品を見ると、アート=美術=芸術、ということがよくわかる。芸だけ、美だけ、コンセプトだけ、ではなく、きちんとすべて考えられ作り出された作品がどれほど魅力的なのか肌で感じることができ、日本の伝統工芸を見直したくなる気持ちになれる。初めて出会った時にすごいインパクトだった。

美味しんぼ』で有名な北大路魯山人とも交流があり、魯山人同様芸術家らしい気難しい一面もあったようですが、出会いたいと思える作家です。(まあ、もう死んじゃったから無理なんだけど)

モエレ沼公園に例をとると、プレイマウンテンという山がある。その向こうに管理棟でもあるガラスのピラミッドが見える。その他の遊具で、三角を基調にしたものがある。それらを遠くから見ると大小遠近様々な素材の三角が重なり組み合わされ、実体を伴うことで三角の意味がわかるというか、北海道の青い空と青い芝生と子供達の声とその考えられた空間で、心底生きていてよかったと、ご馳走を与えられた気分になる。

そんな気持ちになったモエレ沼、また行きたい。でも子どもが好きなアンパンマンも四国にはいるし、大きくなる前の方が四国はいいかなぁ、とか。モエレ沼は小学生くらいでも魅力あるからなぁ。

そんなことを妄想して喜びに変えています。

伝記、本当に面白いのでぜひ。

 

イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫)

イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫)

 

 イサムノグチは生い立ちや時代が本当に彼の作品を魅力的にしていたと思うので、本人はどう思っていたかはっきりしない(そら、自分のことは自分が一番わからないこともある)けど、日本とアメリカ両国につながり、その両国が戦争をし、本当に辛かったはずだが、それを芸術に昇華させ、日本人の心に寄り添ってくれた人だと思ってる(だからこそ広島の原爆戦没者慰霊碑案の却下にはもう、怒りすら覚える)

 強くて弱い人間らしい人だったので大好きなのである。

さあ、寝ようっと。おやすみなさいー。