『青のフラッグ』が凄すぎた。。

こんばんは、ura_love_JPNです。三連休初日、実家に来ていて明日から東京に遊びに行く。で、そんな朝、『ジャンプ+』のアプリ広告を見かけたのでインストールして眺めていたら『青のフラッグ』が無料で読めるということだったので夜、子供が寝たあと読み始めたら、この時間。え、なに、すごいんだけどこの漫画。


青のフラッグ 1 (ジャンプコミックス)

青のフラッグ 1 (ジャンプコミックス)

冴えない高校生たちの恋愛モノからスタートするんだけど、三角関係、四角関係、多角関係になっていく…って野暮ったくて申し訳ないけど、そのみんなの関係性が見えてくる漫画で。

少しネタバレすると、〈フツーじゃない〉高校生がいっぱい出てきて、優しい大人たちがいっぱい出てきて、それ以上に〈優しくない社会〉がそこにいる感じ。この作品は〈〉が本当にうまい。自他称〈フツーじゃない〉子どもたちが、〈優しくない社会〉に入るって大変だけど、じゃあ〈優しくない社会〉って何だっけ?ってとこに向かって行くんだろうか、どうなんすか、先輩!


…と、うまく説明できないけど、リアルな自分がどういう立場でも感動しちゃう懐の深さがある。


絵が丁寧で読みやすいし、ストーリーの密度がとにかく濃い。から考えやすい。みんな真剣だから、というかみんな一家言あって私のようにあんまり「考えなくてもどーでもいーじゃん」な子がいない、自分のことがちゃんと大事な子達がたくさんいる。


前にも書いたと思うけど、私は漫画は一巡目は大分流して読んでそのあと考えてからまた流すタイプなんだが、この漫画はいろいろ付箋貼りたくて仕方がないwだから紙書籍買ってうちの(親族の)子たちにもこっそり置こうと思った。この漫画を手にとってくれる子もいるはず。必要な子も、いるかもしれない。うちの子も、必要になるときがくるかもしれない。だから大事にしたい。


この漫画、LGBTの友人達とこの漫画使って話してみたい。読書会とかしたい。そんな漫画はなかなかない。ここまで来ると文学的だよね。


また高校三年生ってバックボーンがすごい。恋愛だけじゃない時期。でも、高校生のあの空気感、がわかる。


今、43〜44話読んでるんだけど、みんなが大好きな〈性差〉と〈性別〉にまできちんと踏み込んで話してる相当な社会派。しかもマンガだからわかりやすい。


女性は、男性は身体的な区別は基本ある。でも社会的な性差はない、ってのが理想とされてる。けど、当人にとっては当人の心と体しかないし、難しいよねー。と私はなる。この作品はどうだろう。


私は理解がありたいと思うけど、なかなか難しいので、また何度も読んで勉強したいわ。


しかしこの話はどこに向かうのか。そろそろマジで寝ないとやばい。


そんなわけでみなさんも是非機会があれば読んで。そして語って。私もまた語りたい。おやすみなさいー。