『キングスマン2 ゴールデンサークル』

こんばんわ、ura_love_JPNです。子どもの運動会で我が子の活躍は言わずもがな、他のお兄さんお姉さん、年中年長クラスの子達の活躍が大変に興味深かった。来年になったらうちの子もこんな風にできるようになるかしら、という欲が生まれました。いや、私も夫も運動は得意ではない方でその点でスポーツ選手的なのは期待していないしやらせていないのですが、人並みにはできるようになって欲しい思いはやはりあり、今の保育園は身体能力強化に力を入れていると聞いていたため(のびのび健やかに…が園の目標として掲げられており)少し期待していましたが、予想以上でした。保活の際にそこまで狙ったわけではないながら、結構身体教育は頑張ってくれそうなので大いに期待できるなと感じましたが、鉄棒かけっこ縄跳び跳び箱等々頑張っていました。

そんなわけで、『キングスマン2ゴールデンサークル』の感想です。いや、子どもの運動会とアクションつながりで、書いていなかったしね。

  

キングスマン2ゴールデンサークル』は『キングスマン』の続編ですが、巷で『キングスマン』の評判がやたら良いため、大変評判が悪いw

…のですが、私は相対的に『キングスマン』がそこまで好みではなかったので、『キングスマン2』はそれなりに好みでした。なお、正式タイトルから紹介の都合上若干タイトルを変えて紹介していますのでご了承ください。(続編だったら続編で2とか3はつけて欲しいんだよね、わかりにくいから。しかも前作見てないと完全に置いていかれる展開なんだし、そういう場合はつけて欲しい)

さて。冒頭からカーチェイス的な車内でのアクション。襲ってきたのは元キングスマン候補だった男。

そう、私さ、『キングスマン』初見でこの男がラストシーンにも出てきてたの認識できてなくて、2回目に見て認識したんだけど、また出てきたのかと思ったねwしかも半分サイボーグになってるし、悲惨だなぁと。

不穏な気配を残しつつヤマを切り抜け、主人公エグジーに話が戻り、元不良の主人公の日常へ。相も変わらず元不良仲間とつるみつつ、前作ラストの北欧王室のプリンセスとうまくやっているようで、両親(王様・女王様)とも顔合わせをする予定とか。

多分前作がお好きな方はこの辺りで血ヘドが出るんじゃないかなと思いながら見てると、『キングスマン』本拠地が爆破され、前作の仲間たちが全滅。さすがに私もポカーン。そして唯一生き残ったのがマーリンなんだけど…あれ、マーリンってメカニックだったとはいえ、前作で教育担当者だったし、真っ先に殺すべき実力者だと分かってるのに生かしておくの?と冒頭のカーチェイスがなんというか茶番に感じられる展開。

そしてマーリンとともに仲間たちや組織の惜別の酒を酌み交わすときに、アメリカに兄弟的な諜報組織があることに気づき、本筋がスタートしていく…というところ。うーん?

胡散臭い兄弟組織ですったもんだの末、前作死んだはずのあの人もまた出てくるんだけど、あの人は出てくることが事前にわかっているからまったく驚きがなく、喜びがない。またその人は記憶を失っているんだけど、記憶のとりもどし方もすぐにわかった、先が読める展開。なんか横目で見てる感じ。ていうか正直夜中見てたから眠くなったから止めて寝たくらいつまらない。

そのあたりまでは私自身茶番感がありドキドキしなかったんだけど、実はここからが私のツボ。

記憶を取り戻したあの人が前作のあの「マナーが人をつくる」のアクションシーンを再現しようとしたところに私のツボがあった。もう、ここでは私は大爆笑だった。そうかーそうきたかと。

そこからがすごく好ましくて大変にみんなポンコツで、あの人は肝心なところで蝶が舞う脳内お花畑をリアルにした状態な上、そんなあの人を要所に配する諜報組織もおかしい状態で、どうしようもないんだが、なぜか正解に向かっていく不思議感。そして挙げ句の果てにマーリンまで…というところに斬新さを感じたよ。たださすがにマーリンはいただけなかったけど。

アクションシーンは中の上で、というかゴールデンサークルを刺青するロボットがいて、そのロボットも戦いに参加するんだが、それがすごくいい。敵にロボわんこもいて、主人に大変忠実で凶悪で可愛いのだが、このワンコも強敵で、でもオチがあって素晴らしかった。

また、前作の混乱から連れてきたというエルトン・ジョンが本人役で登場するんだが、これまたいい役で、笑わせ方やロマンスがうまい。本人はゲイをカミングアウトして、相手としてあの人なのだが、そのあたりは私はエルトンジョンやあの人が認めたのであればネタとしてあり。むしろ私には結構好ましい。

オチ…というか今回の敵役である麻薬組織の女ボスが大変エキセントリックでサイコなジュリアンムーアなのだが、彼女が倒れてもまだラスボスがいてこのあたりは腐ってるなと思いながらもこの悪役の殺され方は後味が悪くて。

そんなわけで兄弟組織万々歳な雰囲気で終幕を迎えるわけですが、うん、私的にはそれなりに面白かったけど、評判悪いだろうなと思ったら、【大変に】評判が悪くて草生えました。いやあ、みんな、元々のキングスマンもそんな上等な映画じゃないからこのくらいがいいよ、と私は思った。なんというかダイジェストみたいな映画だった。

 

そんなことを思ってたらこんな適切な感想があったから参考に是非。私よりも的を得た評で大変読みやすかったです。勉強になります。

blog.monogatarukame.net

 

そう、私も前作の女の子は好きなんだよね。今作の刺青ロボとかそういう脇役とかサブキャラに力を入れるのが好きな製作陣なんだと思った。そのあたりは好み。

そうそう、個人的にはグラストンベリーのフェスで、主人公エグジーが敵のキーマンたる女の子とヤらなかったのは好ましいと感じた。王女様に操を立てるのね、エグジー!と盛り上がった。エグジーならやるんじゃないかと思ったんだが、その点は評価してる。

 

そんなわけで。おやすみなさいー。