ひかわきょうこ作品が面白すぎていろいろ手を出したくって仕方がない

こんばんは、ura_love_JPNです。一時期の低迷ぶりが嘘のように日々のpv.が戻っています…って、言ってもpv.30くらいなんですが、日々その程度閲覧いただけているというのは嬉しい。ありがとうございます。何を読んでいただいているのかわかりませんがwやる気が出ます。いくらでもあなたのために書きます!と思う。(実際そんなに書いてないけど)

さて。そんなわけで勉強もそこそこでまたマンガです。しかもひかわきょうこ作品です。未だに毎日イザークを眺めてうきゃーとしています。いやぁ、イザークかっこいい。

そんな中ですが先にも書いたように『彼方から』ノベライズというか勝手に同人小説をチラッと書いた絡みで、もう少しひかわきょうこ作品のパターンを学びたいなと他の作品にも手を出そうと狙っていまして。猫p先生から『時間を止めて待っていて』が好きだったとコメントいただき、最優先で読みたいなーと思っていたのですが、BOOKOFFには見つからず。やはり買うしかないか、しかしそれなら彼方からの文庫版を買ってからにしたいような…と悶々としていますw

時間をとめて待っていて (1)

時間をとめて待っていて (1)

 

 そんななか、『彼方から』を知ったマンガアプリ【マンガpark】に掲載されている『お伽もよう綾にしき』に手を出しました、…ら、こちらも面白かった。。 

 基本的に『彼方から』を読み始めてからしばらく漫画アプリでひたすら『彼方から』を読み返してきておりwあまりにも離れ難かったので他の漫画に手が出せなかったのですが、念願の『彼方から』中古コミックが家に届き、コミックでイザークの補給ができるようになったので、やっと他の漫画を読めるようになったw←やばいやつだ。。

で、そこで読んだのが『お伽もよう…』だったのですが、『彼方から』の次の連載作品で、コメント欄には『彼方から』を彷彿させる…とあったのですが、個人的には全く別の話として大変面白く読めました。

『お伽もよう…』は昔ばなしの体をとった和風歴史ファンタジーで、主人公は身寄りのない術師(なかなか言語化難しいけど、密教系秘術師だと思われる)の少女、ヒーローはかつて彼女の師であり父親役を務め、10年前に消息不明になってしまった秘術に秀でた若侍で、一応恋愛もの…にはなるはずなんだけど、読み終わったあと、全く恋愛ものな感じがなくて驚く。

『彼方から』でも恋愛分は控えめだったのに、こに『お伽もよう…』に至ってはキャラ設定が父-娘の擬似親子が時を経て恋愛感情を抱くという形式をとりつつ、焦点は怨霊退治なので、どうにもこうにも恋愛成分は少ない。やろうと思えばできるだろうに怨霊の割合がものすごく多くて、作者は本当に怨霊話を描くのを楽しんでたんだろうなレベル。

ヒーローの恋敵はヒロインの笛に封じ込められた公家姿の霊・おじゃる様wなのですが、作者こちらの方を気合入れて書いてるし、わかりやすくヒロインを守ってくれるのでコメントをみてもヒーロー同様に人気があるのがわかる感じで。ヒーローのととさまがヒーローであることに揺るぎないのですが、人柄から才能から恵まれすぎていてw屈折した私にはものすごく物足りなかった。ヒロインもそうだけどヒーローも清廉潔白で非の打ちどころがなくて、一周回ってつまらなくなる感じ(個人の感想です)。私はヒーローの義兄弟で、邪法にハマってしまった初期の悪役現八郎が好ましかった。後半まさかあんな展開になるとは思わなかったあたりもギャップがすごい。大好きw

『お伽もよう…』がすごいのは、世界観がしっかりしている。伊摩の国、という架空の国の対立、領地や跡目争いが繰り広げられる世界が構築されていて、そこにどう主人公たちが関わっていくのか、人々を怨霊から守り救っていくか…をきちんと描いてる。で、画力があるからめっちゃリアル。ホラーシーンが結構しっかり怖い。怨霊が家に来て、入り口を開けるようにうろついていて、しかしヒロインたちのはった結界が開かないシーンで、怨霊が結界を壊したくてどんどん結界を叩くシーンの血のりべったりの手形とか、本当にひいーとなる。空を飛ぶシーンとか、ラストバトルとか、本当に絵を見るように漫画を読める。素敵。映画みたい。

だから(何がだからなのかよくわからないけど)このひかわきょうこさんという方はものすごく画力が高くて、ストーリーテラーなんだなあ、と思ったら、なんとなく鳥山明を思い出した。『ドラゴンボール』の初期は読んでてワクワクしたなあと。自分の世界観を絵で表現できるってこういうことなんだろうなあと。そして恋愛成分についてはファンタジーものにおいてはあくまでスパイスなんだろうなと。くう、いい。とかく恋愛ばかりの作品…も好きだけど、ほかに軸がある作品も好きだ!

…なお、個人的に『彼方から』の画集がやはり欲しくてたまらない。コミック入手して思った、画集が欲しいw【マンガpark】の『彼方から』作品コメントで今、めっちゃみんな新しい画集欲しいと盛り上がっているから、出したら売れる。ていうか『メロディ』という若干マイナー漫画誌で昨年のひかわきょうこ画業40周年記念号が出てて、その付録があったんだけど、それも欲しい。ていうかあんなに本屋で見かけてたのに、今やない。あ、そうか、本屋に聞いてみようかな、在庫ないか。うまくいけな残っていないか(元バイト先では結構残ってた)画集は少なくとも私は大喜びで高くても買うw←だって中古ですら1万近くするんだぜ?ちゃんと出たら高くても新しいの買うでしょ?こちらもBOOKOFFで探してるけど見つからない。欲しいけど、悩んでいる。とりあえずコミックは本当に買ってよかったwいや、もう、幕間の挿絵に喜んでいます。何が何やらすごい混沌としてきた。ああーp

画集 彼方から

画集 彼方から

 

 

そんなわけで。世間は新型コロナの劇場クラスター発生に、東京都の注意喚起に、GoToキャンペーンのいく末に、豪雨の復興への差し障りにしんどいニュースが流れていますが、個人的には緊急事態宣言解除以降手洗い、消毒をきちんとしている人が少なくなってきたように感じられることの方が気になるので、自分がしっかり手洗い消毒実施して、漫画で人生に喜びを与えながらも日々を過ごしていこうと思います。他山の石持って自分を磨くべし。よし、では寝るぞー。ではでは、おやすみなさいー。