今日も今日とてダラダラ漫画を読んで過ごす

こんばんわ、ura_love_JPNです。ここしばらく日記を更新せずに何をしていたかと言えば、漫画を読んでいました。世の中には読むべき漫画がたくさんあるなー。

読んでいたのは『フルーツバスケット』でした。愛用の漫画アプリ【マンガpark】で来週月曜日まで無料公開していたので一気読みした。読み覚えがある10話くらいから最終話の135話くらいまで頑張った、私w

フルーツバスケット 1 (花とゆめコミックス)
 

 この漫画も高校時代に友人から貸してもらって冒頭を知っているパターンながらいろんな登場人物が出てきて追いつく気持ちがなくなってしまったわけですが、当時はとにかく人気が凄かったし、機会があれば読もうとは思っていた。いつかいつかは読み切ろうと。

で、今回無事読み切ったわけですが、結局私にとって無料漫画アプリの『〜いついつまで無料全話公開!』というのはものすごく相性がいいのかもしれない。期限内に読み切ってやるぜ、という気持ちが生まれるし、一気に読めるので無駄がないw 名作だというし、読んでおこうかと思う。(自分ではなかなか長い作品を選んで読むことはしな区なっている。短めの好きな漫画を好きなだけ読む感じだ。)漫画アプリはそういうチェックができるのがいい。この漫画は読もうかな、この漫画は読まなくてもいいかも、惰性で読んでもいいかなとかね。

…というわけで、『フルーツバスケット』の感想ですが、ラストは大団円でよかった。長編だと漫然とした終わり方になる作品も多い中、すっきり大団円に終わったのは素晴らしい。

基本的には家族などの闇ネタが続くお話で、まあ、私も嫌いではないけど、月刊連載で作者も読者も毎月頑張ったなというのが一番。本当にお疲れ様でしたと思えた。やっぱり長いわ、長い。愛を感じる長さだったw

十二支+猫の物怪憑き一族にヒロインが絡んでいくことで閉じられていた物怪一族が解放されていくお話(恋愛もあり)なのだが、結局〈変態〉してしまうということなので、特異体質ということで家族からも畏れらてしまうことに対しての葛藤と克服がメインコンテンツ。

ファンの方には悪いが、私は途中でこれは読み切れるかかなり不安に思った。これでもか、これでもかと作者が同じような不幸を投げかけてくるので、湊かなえでも読んでいるのかと。湊かなえの作品はいくつか読んだけど、なんかこういうのが好きな作者さんなんだなと少し諦める感じやもう少しさらっと流してほしいところが『フルバ』にもあった。わかった、わかった、と言いたくなる感じも(私は)あった。

 

告白 (双葉文庫)

告白 (双葉文庫)

 

 皆が皆、結構ヘビィな過去を背負っていて、どうしても中盤から同じ色になってくる感じがある。作中で十二支達がいうように、他の家庭ではこんな壊れちゃってるけど、うちはうまく行っている(実は全然うまくいっていない)の繰り返しで周囲がおかしいのがデフォルトになってきて、各家庭の、子ども達の小さなエラーが見逃されていく感じ。リアル世界でもあるあるではあるんだけど、主人公の、一族とは無関係な友人達も実は満身創痍で、傷がないと仲間に入れてもらえないレベルなんだろうな、という感じでそれはそれで疎外感が生まれるように私は感じた。まあ、誰でも傷はあるけど、そこを後生大事にいじり倒さなくてもと感じたり、中盤はものすごくそこに囚われていて、若干しんどかった。高校生で読んだ初期はそういうのが新鮮だったんだけどね。そしてきちんとうまいからそれなりに感動する人もいるんだろうけど、大人になったわたしにはやはりちょっと物足りなかった。

特に鼠付きのヒーローAの由希くんの生徒会の絡みはうまいんだかうまくないんだか、かなり蛇足感があった。勝手言って申し訳ないけど、もう少しうまく短く纏まったんじゃないかなと。

具体的に言えばヒーローAの後の彼女の兄貴がマジでとんでもねえ。ヒーローAのお兄ちゃんも人を人と思わないとんでもさがあるんだけど、彼女の兄貴は部外者なのにしたり顔で主人公を傷つけるヤローなのに何故かヒーローAは懐いてて、なんだかなぁと思った。今2度読みしてきたんだが、本当に終盤に主人公を傷つけるためだけに出てきた感があって苦手。なんか生徒会メンバーと絡むことでヒーローAくんが鈍くなっていく感じがした。いい子なのに、と。そういうのが書きたかったわけじゃないと思うんだけど、そう感じるレベル。

多分、ヒーローAが変わったり、心を救いたい親心だったんだと思うんだが、生徒会は結構終盤にかけての地雷だった。

あと、ヒーローBの夾くんと恋話はいいんだけど、夾くん×ヒロインママは、余計な接点じゃないかと思っていた。だって冒頭とかにすでに…という話を最後の方に持ってこられて気になって冒頭を読み直してもやっぱり全然しっくりこないんだよ、本当に。このあたりも生徒会同様に引き延ばしなんかなーということは感じた。途中からやたらとプッシュしてきて、違和感。それが作者の狙いなのかもしれないけど、なんというかうまいんだけどもっと初期から出すべきだった。ただ、このあたりのつながりも含めて大団円が美しいんだろうから難しいところで、ただあの大団円は多分そういう小さいエピソードがなくてもきっといけたんだろうことをチラッとは考える。

そんなわけで大団円にたどり着くまではやっぱり長かった…大変だった…

ちなみに一族の秘密はそれなりに察しがついていたので、そのあたりはもっと早めに仕切ってくれててもよかったなぁとかは思う。酉さんの秘密は驚いたけど、いろいろわからないところはある。好きな人はものすごく好きなようだけど、私にとっては大団円のしっかりした一作品でした。

そう、人気のある作品だし、一応調べて調べて書いてみようと思ったら、今、ちょうど原作に則ったアニメが放送中らしく、その話題で持ちきりだった。結構内容がいいらしい。私は見るとすれば2000年代にあった一期がみたいなと。どんなエンディングになっていたか気になる。

あとは…一族の秘密、と言えば、私が好きだったアニメ(漫画)『神様ドォルズ』を思い出した。これも結構きつい内容で、そしてこちらはバッドエンディングだったなぁと思った。素材が近いのに、その対比が面白い。ていうか、『神様ドォルズ』は音楽が良かった。こちらはアニメ第二期求められながら…多分ないだろうなぁ。本当に音楽だけでも価値があるアニメだったのにw←何か褒めているのか褒めていないのか。いや、原作漫画はそれこそそこそこなんだけど、音楽がとにかくすごくいいからアニメを見ているのが楽しかったのよ、世界観がどっぷりある感じ。いくらでもご飯食べれそうな。ねっとりしていて、でもさらりと流れる音楽は飽きなかった。漫画は何かよくわからない感じだったけどw

  

  

さ、またいつものように何を書いているのかわからなくなってきた。そんなわけで『フルバ』は長さと暗さと生徒会に覚悟して読むといいですし、暗い話がいいなら、『神様ドォルズ』もおすすめですよ、と。

いやぁ、漫画ってホントいいものですねw(テキトー)

ではでは、残りの連休を楽しみましょう!ではではおやすみなさいー。