山崎豊子『二つの祖国』とパトリシアコーンウェルと〜過去ログ開帳

ゴールデンウィークにまったりと漫画を読んで過ごしていたら、ふと『二つの祖国』思い出したので過去ログ開帳します。結局私は【異文化に闘う人たち】がすごく好きなんだろうなあ。←私自身根性なしな人間なので、憧れが強いんだと思う。また今読んでる漫画もまとめたいなあ。

 

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  縁あって山崎豊子の『二つの祖国』読んでいます。   

 文庫でまだ200ページ程度しか読んでいませんが、圧倒されっぱなしです。    

 

  先にイサム・ノグチの伝記本を読んでいたので、戦時中のアメリカにおける日本人収容所の収監がどういう状況のものだったのか気軽に読みたいなと思い、山崎豊子なら面白いだろうと読み始めたのですが、もう、別にまだ誰が死んでるわけでもないけどダウナー↓↓主人公の父親がこれ、もう、せつないんですよ、ネタバレしたくないので言いたくないのですが。  

  で。読み始めたところに、家人がきて、『ああ、それ昔大河でやってたよね。主人公二人で同じ日系二世の設定だけど真逆の生き方をしてて…原作は知らないけどエンディングが結構暗かった気がするなー』とかなんとか残して行ったので、ドラマの配役誰だったんだろうと調べてしまったのが間違いでした…    

 久々に目から火花が散るような衝撃のネタばれが…うわーん、この結末は知りたくなかったよぅ。    

  と、いうこの切なさを拡散しようとネタバレしやがったwikiを載せて見る。(ちなみに原作を読まずにこれだけ読んでも全然面白くないですよ。)

  http://ja.wikipedia.org/wiki/山河燃ゆ    

 

ちなみに主人公・天羽賢治松本幸四郎、チャーリー田宮を沢田研二が演じたようです。この情報だけが知りたかったのに、まさかあれが絡むとは…そんな気配もない世界なのに、と思いながら確かにそのネタバレを知ってから読むともうすでに確かにものすごい伏線が出てるのよ、さりげなく。これには感服しました。    

 

  すでに読み終えられた方からはあんなん伏線でもなんでもないよという方もいらっしゃるかもしれませんが、だいぶどっぷり世界にはまってるとそのリアル社会では当たり前の結末が物語の中では見えないのです。

 

  真珠湾攻撃がはじまった、日系人収容所での先の見えない生活、アメリカへの忠誠心の揺らぎ、日本に対する郷愁、そういった世界観を非常に骨太に描いているので、もうそのことで頭がいっぱいになったときに、あの現実を見せられたら、そら、ちょっとすごい衝撃です。たった200ページでそれだけ読者の世界を変えてしまうというのは本当に素晴らしいなと感じています。  

   山崎豊子の経歴が新聞記者あがりというのがこれだけ骨太な作品を描けた肝なんだろうなと感じると同時に、同じく女性ながら非常に素晴らしい世界を作っていたパトリシア・コーンウェルも新聞記者あがりだったなということを思い出しながら読んでいます。

  

   パトリシアコーンウェルの検死官シリーズは本当に当時は夢中になって読みました。といっても最近はいい加減内容にボリュームがないので手を出すのをやめましたが。    今や新聞記者って女性にとっては別に特別でもなんでもないご時世ですが、かつてはこのレベルのタフさがなければやっていけなかったのかもしれないなとか思ってしみじみする一方、本当にこういう良い本に出会えて神様ありがとう!と相当なテンションでひとり盛り上がっています。    そんなわけで、もしも興味をもったら、ぜひぜひ読んでみてください。  

二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)

二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)

     

 

  パトリシアコーンウェルの検死官シリーズ記念すべき一作目です。(実は私は誤って二作目から読み始めました…二作目を読んでから一作目でもこのころは登場人物の過去を辿るような面白さがあってオススメできます。そういえば最近表紙のデザインが変わりましたね。昔のデザインがミステリアスですきでした&翻訳は相原真理子さんで近年まで続いていましたが、途中から訳者が変わったので調べたところ、若くして亡くなられたそうです。非常に優れた翻訳だと海外在住の友人からも評価されていたので残念でしたがこればかりはどうしようもないことですし、また多分亡くなられたご本人もいろいろ思うことがあっただろうことを思うとその点でもしみじみと考えてしまいます。

  

検屍官 (講談社文庫)

検屍官 (講談社文庫)

 

 

 

TOKIO山口くん事件の【キーワード】を見直し、一般化してみた

こんばんは、ura_love_JPNです。TOKIOの山口くんの事件は『鉄腕DASH』ファンである私にはかなり衝撃的でした。

子育て中でなかなかニュースを追うことがままならない一方、ニュースサイトやSNSを通じてよく見かけたのは『そんなことに巻き込まれる女子高生が悪いだろうよ』というコメント。…うん、気持ちはよくわかるものの、その発言の裏にある無知を暴きたく、正義の味方気取りでまとめたくなりました。


私としては今回のキーワードは【仕事で出会った】【女子高生】、そして【酒】につきると思います。

どの言葉もイメージが強くて、掛け合わせると「被害者が悪い」になるのはよくわかる。でも、このキーワードを見直すとどうか。


まず、【仕事で出会った】ということから何が推察されるか。山口くん(w50近くのオッさんにくん付けってw)が司会を務めた番組で知り合ったことはわかるし、私も何度となく該当番組を見たことがあるが、フツーの女子高生たちと山口くんの関係って、【仕事仲間】、番組を面白くするためにいろんな話をするという同じ目標をもつ仲間が適切だと思う。そして立場的にも知名度にしても、【職場の上司-部下】が適切だと感じる。

一方、【女子高生】って言葉も少し考えればいろいろいるってのがわかる。遊び慣れしてる子もいれば、遊び慣れしていない子もいる。ただ、一つ明確なことは、日本における【女子高生】は【15〜18歳の年齢×女性】であると分解できるはず。

  ここまで読んでくれた方に問いかけたい。


「あなたは、職場の面倒見のいい上司に休日遊びに来ないか誘われた。同僚も誘われてる。行く?行かない?」

  

私自身曲がりなりにも社会人10年以上やってきていろんな社会人を見てきた中で、もちろん断る人もいるしタイミングにもよるし、そらいろいろだけど、断らない人も多いと思う。そうじゃなければ休日接待(ゴルフにしろ、花見などのイベントにしろ)はもっとなくなってると思うんだよね。そして面倒見の良い上司って、面倒見の良くない上司に比べたら一緒に過ごして楽しいから、自分にヒマがあればやっぱり行っちゃうでしょ。


 で。行った先に何が待っていたか。

。。【酒】。。


職場にもいましたし、いますし、取引先にもいましたし、いると思いますが、普段の仕事ではそこそこなのに、酒が多めに入ると普段と違うキャラが出る…なんて本当によくあること。

  でも、その『よくあること』を私がきちんと学んだのは大学生、そして社会人になってからでした。

 今回の被害者は?…15-18歳の高校生。芸能界に足を突っ込んでいるとはいえ、15-18年分しか人生経験がなく、しかも腐っても国営放送で未成年者たちに酒盛りはしない、させないだろうから、意外と【酒】については縁がなかった、かもしれない。

推測でしかないが、そういう酒に飲まれた人をいなしながら、逃げるってとにかく難しい。誘われて遊びに来た以上、すぐに帰るのは難しいのはわかる。飲み会が始まって乾杯して帰れるか、に近い。予め中座を宣言するくらいしか私は難しい。そうこうして様子を見ているうちに事件が起こったら?

  で、もう一度。本当に「女子高生が悪い」の?


  最後に今回の話をもっと一般化してみる。

《  15-18歳の自分。休日、バイト先の仲の良い上司に誘われて友人と自宅に遊びに行ったら、上司が酒を飲んで普段と違う様子だった。変なことはないだろうと思っていたし、信じていたが、そのうち絡まれ始め、嫌だったのにキスされてしまった。 

 ちなみに、事件が念頭にあると上司=男性、私=女性で考えてしまうだろうけど、上司=男性、私=男性でも成り立つ話だと思うよ。男性でも男性上司に唇を奪われる、裸祭りさせられる、殴られる、うん、よくある話。バイト先を会社や取引先にしてもあり。よくある、よくある。

そういうのって男性的には嫌じゃない?私はそれこそ自分自身よほど酒を飲んで自分を失わない限りよほど辛いだろうし、高校生には特に酷だと思う。というか泣く。(もちろんそこまでハメを外すのが楽しいんだ!って人がいるのもわかるけど、ね。)

 

そんなわけで、私はTOKIOの山口くんがー、とか、女子高生がー、とかではなく、「酒飲んでクダを巻いた上司からどう逃げるか」を社会人はもっと語るべきだと思う。自分が信用しても裏切られることは多々あるのがフツーだということも学ぶ必要がある。子供たちには酷だけど、そういうリアルをもっと教えたり語らなければいかんのだろうなあ。

…ゴシップが壮大になり始めてしまったので、いかん、そろそろ終いにしよう。

 あー、でもでも。女子高生を擁護するのはもちろん、一方で山口くんにもまた復帰してほしい気持ちはあるのが正直なところ。芸のない芸能人も多い中、山口くんは立派な芸能人だから。農作業ができて、建機が動かせて、音楽ダンスができて、ってよほど努力して来た人だから許しがたい行為にしても失われるのは惜しい。だから、被害者も、山口くんも応援しています\\\\٩( 'ω' )و ////


最後力技な感じですが、これが私だ、仕方がない。ではでは、皆さまおやすみなさいませ。。



喘息デビュー★

 こんばんわ、ura_love_JPNです。諸事情を経て、喘息の診断をいただき、しかも若干ひどい状態だったため、ステロイド吸入ではなく、現在、経口薬を使用しています。我ながら、ここしばらく病トピばかりで気が滅入りますがwまーそういう時期だし、そういう私だよね、と覚悟を決めたところです。

いや、旦那には話半分で重症度が伝わっていないようですが、本当に咳で死にそうになるレベルだったのですが、ステロイド経口薬使用を決めた医者がものすごく親身に丁寧に診察してくれて、よしこの人なら任せられる…気がする、と久々に思えて、そう思えた前向きな自分にちょっと嬉しくて気分が上がりました。調べてみたら、ステロイドは気分の上がり下がりにも効果があるるらしいので、そのあたりも影響しているのかもしれませんがw息苦しさはあるもののこの週末は結構テンション高く楽しく過ごせました。

   というわけで、喘息関連をひたすらネットで調べたり、すでに図書館で借りてきていた本を読み直したり、喘息については詳しくなってきた気がします。吸入が苦手で大変だけどこれも一度目は口に残った状態で説明を聞かされて口内すげー痛くて辛かったけど、今回は「きちんと吸えてれば味もしないし、うがいもしなきゃいけないけど、そんなに痛くない」との説明も受けて、再挑戦中。うーん、これ、効いてるのかなぁ。。経口薬は効いてる感じがするけど、吸入…がんばろう。

 

  ちなみにステロイド吸入薬のサイトを見ていたら、吸入での効果が出るまでに1年かかると書いてあり、気が遠くなりそうでした。が、他の方のブログなんか読んでも喘息て、多分そういう長いスパンの世界なんだろうなぁと。ただ、個人的にラクをしたいが信条なのでもちろん吸入は続けますが、吸入に頼らない「漢方」「鍼灸」の東洋医学でのぜんそく治療に興味津々なので、どうせ長い付き合いになるなら、東洋医学も取りいれていきたいなぁ、とか。当然ぜんそく同様東洋医学も素人ですが、勉強、したい!

   そんなわけで、体調不良の苦しみはあるのですが、その中で前向きにあれるのはなんだかんだこれまでの病歴があるからだろうなと。治ると思うし、病は気からとも思ってるし、前向きなのはいいことだ、と思う。もちろん自分での努力は必要だけど、医学の力は信じてる。(今回、初めての裏切りを経験したんでかなり凹んでいたんだけどね。)

  よし、前向きさが出てきたところで、今日は寝る!ステロイドのせいか咳のせいか眠りが浅いのが若干気になるが、まあ、これまでもこれからも寝れるときに寝る、で変わりはない。産後のいろいろで喘息にたどり着いてしまったけど、産後自分のペースで眠れなかったのも幸いしてwステロイドで目が覚めててもあまり気にならないしww

  ではでは、皆様もおやすみなさいませー。

(ムンプス難聴)×(モヤモヤ病)な私がランニングマシンで倒れかかった話

 こんばんわ、ura_love_JPNです。前回の投稿がヒット過ぎて2桁の閲覧がありました。

 

ura-love-jpn.hatenadiary.jp

 

→これまで片手の閲覧数が最高だったのに、NHK朝ドラ効果、すごい。

 

  そんなわけで、わざわざ『ムンプス難聴』を調べてくれる人はきっと病気ネタもそれなりに興味を持ってくれているだろうと今回も病感満載で投稿しますw(病気ネタは実際それで苦しんでる方も多いため、今のご時世なかなか扱いが難しいのですが、私自身も当事者であり、この場は私の日記である、というあたりで大目に見てください←ヘタレ感も満載です。)

 

  私自身、ムンプス難聴以外にも患っていた病気があります。それが『モヤモヤ病』です。…といっても小学校低学年で手術して以降発作もないため患っていた、というのも若干おこがましいですが、現在指定難病として登録されており、脳梗塞脳出血などにつながりかねない病気でした。

http://www.nanbyou.or.jp/entry/47

  歌手の徳永英明氏がこの病気の手術を受ける、ということで一昨年ニュースにもなっていたので覚えている方もいるかもしれません。

 

  NHK朝ドラに戻って。今週からは大人ターンで高校生になった主人公たちの恋愛模様が繰り広げられていますが、先週はムンプス難聴でできなくなったことがある、ということに焦点が当たっており、スズメちゃんの石跳遊びや平均台など難聴あるあるが繰り出されており、私自身も何かしらあったかと考えたとき、【ランニングマシン】を思い出しました。

 

  20代後半、会社帰りに時々ジムに寄ってていたことがありましたが、消費カロリー的にも体力的にも負荷をかけたいがために普段はサイクリングマシンだったジムでの運動からランニングマシンに挑戦してみようと欲を出したときの話です。

 

  フツーのランニングマシンながらそのジムでは外の景色が見えるのが魅力的で、運動音痴ながらやっぱりやってみたいと夜遅く人が少なくなったのを見計らってチャレンジ。初めて使うマシンだったこともあり、遊び半分で歩くスピードから少し手強い早めのスピードまで20分以上歩いたり走ったりして、クールダウンして。初めてながら異常な手順は全くなかったはずでした。

 

…が、ランニングマシンから降りて違和感。歩くことができず、ランニングマシンの目の前にあったマットスペースによろめくように座り込むのがやっと。足に力が入らず、意識ははっきりしてるものの、目が歪むというか、力が抜けるというか。地面が近いのか、遠いのかがわからない感じ。

 

  フツーであれば不安に駆られ誰か呼ぶシチュエーションだったかもしれませんが、『モヤモヤ病』だったときに感じた脱力感に近いものだった上、大人になるまでに片耳難聴や三半規管の異常でバランスがおかしくなる話も理解していたので、そのどちらかの何かなのかな、と考え、過去の持病のような微妙に重い話をインストラクターに話すのも躊躇われ、ストレッチしてるフリをしてヘタっていました。

 

  5分以上経って、立てないときはさすがにヤバいかと思いましたが、10分ほどしたら少し立てるようになってきたので、重心低く立ちあがり、それでもちょっと不安があったのでもうしばらく座り、15分ほどかけて平衡感覚を戻しました。で、立てるようになってからも慎重に歩きましたが、大きな異常はなく。

 

  クールダウンに時間がかかるし、なにかあったら怖いので結局ランニングマシンはその一回だけになってしまいましたが、果たしてあれはなんあったのか。もちろんたまたま私やマシンの調子が悪くて…の可能性もあります。ただ、まあ、実際あったのは事実なので、そこから何を読むか、かなあと。私は私にはランニングマシンはダメなんだなあと考えました。

 

  難聴起因かモヤモヤ病起因か判断がつかないので難聴によるものかといわれると?になりますが、スズメちゃんのことを思うとやはり難聴起因だったのかなあ、と朝ドラを見て思いました。(しかしスズメちゃんの羨ましいところはやはり律くんという理解者がいることですよね。しかも大人になったら佐藤健ってどれだけ恵まれてるのよ、と嫉妬ばかりですよ、ホント!)しかし、脱力はもやもや病に似てたし、あるいは複合の可能性もなきにしもあらずなのか、うーん、と。

 

そんなわけで、ムンプス難聴の方も、モヤモヤ病だった方も、あるいは知り合いにそれらの持病?を持たれている方も、ランニングマシンには少し注意した方がいいかもしれません。ひょっとすると倒れる可能性があります。…と前回に引き続き注意喚起。

 

モヤモヤ病』についても、私の両親は私は軽症だったから問題がなかったという上、30年近く前の話なので今更な話もありますが、ブログなどを検索してもやはり数が少ないのでそのうちに書いてみる気はあります。(あまり需要があるとも思わないけど、私の経験は小児モヤモヤ病で、やはり小さい子供は自分の症状を話すことが難しいこともあるので代弁するつもりで書いてみると、不安な方にも理解いただけるかなと。そんな立派なものが書けるかわかりませんが、私を形作っている結構大きい要素なので、話してみたいと思います。)

  

   さて。そろそろお別れですが、現在また医者にかかっており、ネタも増えているので、病気ネタがお好きな方はまたぜひお立ち寄りください♪←心底本意ではないネタですが、ネタはネタだ、と割り切らねば気持ちが…

 恐ろしい感じになってきましたが、気にしない。

それではみなさま、おやすみなさいませー。

『半分、青い』から、ムンプス難聴な私の日常

こんにちわ、ura_love_JPNです。今朝も子どもを保育園に連れて行く準備時に朝ドラが流れており、現在放映中の『半分、青い』も横目で眺めたり、会話を聞いたりしていました。


番組冒頭で『耳の中で小人がポリネシアンな音楽を歌ってる!』と主人公のスズメちゃんが話しており、またこの主人公はとんでもない話をしてるな、と聞いていたのですが、そのあとの両親が医者に出向いて耳鳴りの診断を聞いて納得。おたふく風邪によるムンプス難聴で左耳聴力がなくなったり耳鳴りの症状が出てたそう。今週耳鼻科医の監修が入っているので主人公の相方(ヒーロー?ヒロイン?)律くんがなんかなるのかと思っていたら、主人公かあ、と深く納得。


そしてムンプス難聴って私と同じやなあと、子どもの準備もほったらかしに思わずテレビに向かってしまいました。


私も小学校入学前におたふく風邪に罹り、その後全く気がつかなかった(というか耳で音を聞いている実感もなく、耳が聞こえてることもよく理解していなかった)ため、就学前検診で左耳の聴力が失われていることがわかったときは親も慌てたようです。←おたふく風邪が理由じゃない可能性もあるのですが、私自身風邪もひきにくい体質で、ほかに心当たりがなく原因があるとすればおたふく風邪だということらしい。


ただ、今日のスズメちゃんの冒頭シーンのように、左耳が聞こえなくても日常を生きれます。なので大学病院の医者の話は誇張があるなぁ、と、いう感覚。


たしかに両耳が聞こえる場合の立体聴力は得られないため音のする方向がわからない、失聴した耳側から話しかけられると聞き取れないなどはあるものの、仕事もまあ、フツーにできます。そのあたりの葛藤は両耳聞こえる人たちには「そうなの?」的なことかもしれませんが、そうなんです。


もちろん個別に症状は違うため、一概には言えないのでしょうが私の場合物心つく前に失聴したのも心配されるほどの違和感がなかった理由かもしれません。実際立体聴力についても高校生まで理解しておらず、クラスメートにしばらく呼んでもらってたのに発声源wが見つけられずに、そのことをきっかけに理解したくらいw


ただ思春期のタイミングもあり、日常は過ごせるものの、両耳聞こえる健常者にはある能力がないことを意識してしまったこともなくはないです。今でも飲み会の席次には悩みますw


草生やして誤魔化しましたが、飲み会は話をしたい人、グループの方に聞こえる耳を向けやすい位置に席取りしないといけないので、結構悩みのタネではあります。一応職場でも左耳聴こえない話はしてますが、よくも悪くもビジネスライクな上、酒が入るとみんなわけわからなくなっているため、うまく位置取りできない場合、自分が話を提供したり、逆に席替えに動いたり面倒くさい。(まあ、それだけ私がフツーの両耳可聴者にみえるということなんでしょうが)


また、私はそこまで夢がなかったのですが、職業選択において不自由が発生することもあります。例えば航空関係、パイロットや客室乗務員は両耳聞こえることが条件になっていたり、自衛官もそうかな。もちろん多少ぶらして航空官関係ということであれば選択肢はたくさんあるはずですが、そのものズバリが片耳難聴で就くことができない、となることは意外とショックです。


ただ…大人になるとわかるのですが、そういったハンデって意外と誰でも持っていて、例えば両耳健常でも経済的に立ち行かなかったり、それこそプロのアスリートが怪我で挫折、なんてのも、いくらでもある。もちろんそれを克服できたりできなかったりする可能性があるのと、失聴のように可能性が全くない場合と同じではないのでしょうが、結果はまあ、同じだよね、仕方ないことだなといつのまにか思えるようになりました。


なので、物心ついたスズメちゃんが、果たしてそのことをどう考えていくのか…あたりを書くのかなあ、朝ドラ。


あとひとつ。今回のドラマでどう描かれたのか描かれなかったかわかりませんが、おたふく風邪については予防接種があります。もちろん、副作用の問題などもあるはずですが、予防接種で防げる、軽度になる場合は大きいです。


なんでそんな話をするかといえば、私はおたふく風邪の予防接種を受けていなかったから。子どもの頃から他の子にはある予防接種のあとがわたしにはなく、産前確認したら「予防接種の副作用が怖いとされてた時代だったし、受けさせなかった…と思う(なお母子手帳も見つからない)」と。


今更聴力は取り戻せないのはわかっていますが、やはり予防接種さえうけていたら飲み会席次なんてくだらない悩みもなかったかなと思うので、あのドラマの苦しそうな悔しそうな両親を思うなら、おたふく風邪の予防接種はぜひ受けてもらいたいと思います。そこまでしていたら、多分、仕方がないと諦められると思うので。


そんなわけで。書きたいと思っていたことがいい機会に書けてすっきり。みなさん、おたふく風邪の、ムンプス難聴の防止には予防接種ですよ。


ではでは、昼から仕事頑張ります!




子どもの英語とIT教育をつらつらと語る

 こんばんわ、ura_love_JPNです。子どもが生まれてからこのかた、ニュースを見ると子どもを絡めて考えてしまって、あまり良くない傾向にあります。一方で、まあ、子連れとはこういうものなのかと驚愕することしきり。

 

www.jiji.com

  例えば、このニュースを読んで何を思うのか、といえば、「前年比で4パーセント英語が出来る子が増えたのであれば、10年後には8割の子ができてる?うちの子は大丈夫だろうか。」と読んでしまう癖がついてしまいました。

  ニュースから何を学ぶのか、というのは人それぞれでいいのでしょうが、なにかちょっと自分でも子育てチューンにはまりすぎていて、なかなか抜け出せないのです。これは結構辛い。ニュースとか全然興味がなくなっているのも辛い。国際問題より近所のオムツの価格や、雨風凌げる遊び場のリサーチの方が重要になっているのがせつない。

 世の中には子育て以外もいろいろ活躍の場を広げる方がある一方、私はあまり活躍していない、気力もないなぁと思いながら、だらだら過ごしています。

  一方で、だらだら過ごしながら考えることは子育てのことなので、早期教育には教育はどうなっているのかなぁというのは考えるときもあります。

  例えば、英語教育については私自身英語の勉強はマイペースながら続けていることもあって、興味をもってリサーチしていると、やはり相当低年齢から始めている方も多い感じがします。  

  いわゆる高齢出産の方の方がその傾向が高く、0歳から通信教育、1歳から英語教室に通い、3歳からは週5で英語のレッスンを受けていてすでに英語がペラペラだという子もいます。一方で我が子は英語の歌は大好きですが、先日英語教室(教室内では英語のみ、が売りの教室)の体験教室に行ったところ、カチコチにフリーズしましたwよって、うちの子は2歳から英語を始めてはもうアウトな感じですww当然2歳でも物怖じしないタイプの子は興味深そうにしていたのでそのあたりは個性。ただ、「親がやらせる」なら、やはり早いうちに親と一緒に漬け込むのが効果が出そうだなぁと。ただ、早いうちに第二言語を訓練することで日本語が曖昧になる可能性は否定できないはずで、インターナショナルスクールに通っていた子で大人になっても日本語の発音がカタコトな子もいます。

 またNHKの子育て情報番組『すくすく子育て』で母親日本語話者×父親英語話者のバイリンガル子育ての場合、それぞれの語彙数が1年分程度低くなってしまう(英語の語彙数が増えるほど、日本語の語彙が減る、逆も然り)という講師の先生の実践結果も報告があったため、親の都合で英語を学ばせる場合かなりの将来設計を組んでからでないと小学校以降大変になる場合もありそう。中国の方で日本に来られてる方は日中英語のトリリンガルな感じなので 日本もそういう文化になるなら気にならないかもしれませんが、今のところはそういう文化をよしとしない(多言語対応をよしとしない、異文化に不寛容な文化)と思われるので、やはり母国語である日本語で苦労させたくないなぁと思ってもいます。

  また、個人的に考えているのは、IT教育。我が家では私がiPadを使い、夫もスマホも持っていたり、フツーの環境です。ただ、それらのデバイスや図書館でパソコンを使って検索したりに子供が興味津々。(私自身も当時まだ貴重だった親のパソコンやワープロを学生時代楽しんで借りていたので気持ちは非常によくわかる)そのため英語ももちろんですが、デジタルデバイスはいつからどのように与えるべきかを考えています。

  だって、小学校からプログラミング開始なら、小学生にはパソコンを教えるってことでしょ?いや、私もあまり詳しくないのでパソコンじゃないよ、プログラミングキットだよ、と言われるのかもしれないけど、コマンドを入力して、アウトプットが起こるそれはもうすでにパソコン、、(え、違うの?)
   だとすれば、ひらがな、算数同様先取り教育的にはパソコンも触らせた方がいいわけだし、んー。どうすべきなのか悩ましい。ただ、実際にGoogleホームなんかで音声入力は試しているし(まだ発音が緩いからせいぜい『アンパンマン』『トーマス』レベルだけど)、図書館で『たんぽぽ』の本を探したいからパソコン前に座らせてキーボードで【た→ん→ぽ→ぽ】と教えながら押させて検索したことはある。(以前は動画の検索をしてもいいか尋ねても嫌がっていたのに最近検索をさせてくれるようになってきて、疑問に思っていた。なんでだろう、と。そういえば図書館で検索を何度かして、検索の概念を学んだのか…←今更何を)

いろいろ考えてもいるわけですが、結局のところ、私自身早期教育には舵を切らないで2歳半まできたのもあり、今ある興味を深めてあげたいと思ってはいます。今ある興味といえば、

  • アンパンマン
  • トーマス
  • 新幹線
  • 工事車両他はたらく乗り物
  • プラレール
  • 砂遊び
  • 鉄棒
  • へそ
  • 工作(はさみ、ドライバー)
  • ジグソーパズル

という感じで、ごくごくフツーの子どもでありますが、果たしてこの先どうなるか。親の介入はどこまで行われるのか、行われないのか。

  まとまりないけど、これが今の私なので、仕方がない。そして子どももものすごい勢いで赤ん坊から子どもになっているからそれも仕方がない。本人は気づいていないけど、昨年に比べて圧倒的に言葉も増えて、達者になってるし、手指もしっかり力強くなった。絵(線)も力強くなってるし、一番肝心の気力と体力が心許ない気がするから注意しなきゃいけないけど、そこも当然まだまだ育つ余地もあるし。子ども自身の変化をとらえながら、社会の変化もそれなりにみながらまた時期を見て考えたりまとめたりしたいと思います。

  よし、ではこんな感じで。おやすみなさいませー。 

 

元・言語聴覚士さんに話したら子どもの言葉のモヤモヤの解決法が見えてきた件

  おひさしぶりになっていますura_love_JPNです。書きたいことは溜まっているのですが、練りきれないまま放置されている状態です。でもとりあえずまずは一本w

  先に投稿した以下の記事に表題の進展がありました。

ura-love-jpn.hatenadiary.jp

 

  後出しなのですが、少し遠い知り合いに言語聴覚士として勤めてきた方がいる、という話は聞いていたため、知り合いを通じて子どもの相談を少ししたいというリクエストを出していたのですが、この度、電話でお話をすることができました。

 

 知り合いからざくっと話はしてもらっていたのですが、ひとしきり挨拶をした後、やはり大事な話なのでもう一度状況を確認させてほしいというところからスタート。

1,子どもの年齢は2歳半である

2,状況…保育士及び支援員の方から耳鼻科の受診を勧められた

3,(過去記事投稿の後)一度耳鼻科に連れていったが、鼻炎の症状はあったものの、形質的な異常は特に見受けられたという話はなく、言語が不明瞭なことを相談したが、3歳になっても不明瞭さが残るのであれば専門医の紹介もできると言われた

ことを、私から伝えました。

  耳鼻科にすでに行ったという話は伝わっていなかったようで、「耳鼻科でもいろんな専門があるけど、鼻も口も診てもらってとりあえず鼻炎の診断しかないのであればすぐに外科治療が必要な状況にはないと言えるよね。」という確認はできました。

  相手からの質問としては、

-どういう言葉での不明瞭さがあるか、その言葉は(周囲からは)どう聞こえるのか

-今、どのくらい言葉が出ているのか

-困る頻度はどのくらいか

-周囲の話す言葉が理解できているか

-言語以外の発達で気になることはないか

 という現状の確認がまずありました。

  不明瞭な言葉についてはどの言葉が気になるというストックができておらず、また私の聞こえ方の再現も難しく、わかりにくかったようです。全体的にはっきりしないんだ、ということでひとまず理解していただきました。

 ただ、子どもが言葉の出る頻度は非常に高く、よく歌い、周囲の言葉も聞けている様子があり、保育園での活動などにも目立った遅れは見受けられない様子だと伝えました。

 そこまで話したあとに、「ところで…」と出てきたのが以下の質問。

-離乳食からの進展はどうだったか聞かせてください

 離乳食!食べ物!!確かにうちの子は固めなものを食べにくい時期があったり、残してしまったことが多かったので、柔らかめ・小さめに作ることが多く、その話をしたところ、「発音のためには口の中や舌の動きがとても重要で、柔らかいものばかりだとその動きが十分訓練されていない可能性もあるね〜」とのこと。

  私の中で食事と言葉の結びつきに関しては理解していたつもりでしたが、いざ自分の子どもに振り返ることはできていなかったようです。←ようですじゃねー!完全にそうなんだから!!

 気づきがあったところで、「最後に…」との切り出し。

-現在の環境から変わる予定はあるのか。保育園を移ったり、幼稚園に入ったり…

 どういうことかわからなかったため確認すると、子どもの言葉の不明瞭さがいじめやいじりにつながることもあり、同じ環境が続くなら時間の猶予はある一方、環境が変わる可能性が高いならそれまでになんとかしておけるのがやはり望ましいのではないか、という見通しの確認でした。

 確かに、確かに、その通り。我が家は一応保育園激選区にあたるため、今は希望から外れて小規模保育施設に入れており、あと1年しか同じ保育園(正しくは保育所)にいられないことも伝えたところ、今から療育を始めるなら知り合いの専門医を紹介できるけど、どうしようか?と訊ねられました。

 まずは3歳になるまで食事内容の見直しで様子見をして、不明瞭さが残るのであれば専門医を頼ろうと思います!

 と、胸を張って伝えたところ、笑ってもらえましたw 緊急性の高い所見は聞いた感じないし、もちろん子ども本人を見たら何かしらある可能性もあるけど、まずはまた様子見て、何か不安があればまた相談してくださいといわれ、本当にホッとしました。

  話をして、やはり専門家に話をするのは大事だなあと感じました。こんなにすっきりするならやっぱり言語外来に連れていくのもアリだったと反省です。また指導員の方の鼻を治療すれば…の指導は今回相談した元言語聴覚士さんからしても少し的外れだわねーと言ってもらえて自分の感覚はやはり間違ってなかったことがわかり、こちらも一安心→初めてのことしかない子育てにおいて、同意してもらえるのはとにかく嬉しいものです。


  今回の電話相談で子どもの言葉が解決したわけではないですが、

・食事の状況→きちんと噛んでいるか咀嚼について確認する、噛みごたえのあるものも(嫌がらない程度に)食べさせて、舌の発達を促す

・来年4月までに言葉がはっきりするようにする→3歳になる時期を目安に改めて言語状況を確認する

・舌に問題がないかを確認するために「あっかんべ」をさせて、舌先が尖るか確認する。(舌の裏にある舌小体?に異常がある場合、舌がうまく動かず、出せない音もある)

というすべきことが見つかったのでまずはそれを実施しながら様子をもう少し見ていこうと思います。


追記。記事を書いたあと、普段と違う鼻のグズグズが続いたため、耳鼻科を再訪したら、滲出性中耳炎の診断が出ました→鼓膜の動きが悪くなっており継続して治療がないと難聴になる可能性があるためしばらく投薬を続けて様子を見る必要があるとのこと。一難去ってまた一難です。いつになったらすっきりするのよぅ。。


何はともあれ、また進展があれば投稿します。はあ。