『ぼぎわんが、来る。』

こんばんは、ura_love_JPNです。うっかり下書きを投稿していました。あかん、あかん。しかも急ぎ戻したので頂いたスターも台無しだ…。すみません、、

過ぎたことは残念だけど、気を取り直して。ルパンレンジャーが最終回を迎えてしまい、惚けていますが、埋め合わせるかのように本を読んでいます。

 実はこの週末、読者登録させていただいているtopisyuさんの記事を読み込んでいたのですが、気になる本がいくつかあり、その第一弾として映画化もされた『ぼぎわんが、来る。』を読みました。

ぼぎわんが、来る

ぼぎわんが、来る

 

 

topisyu.hatenablog.com

※topisyuさん、すげえ。リンク名がちゃんと『ぼぎわんが来る』で登録されてる!ネタバレになるからリンク名貼らないけど、リンク名が年月日じゃないのは初めてかも。。

同じく読者登録しているM&Oさんが映画のレビューを書かれていて、読みたいと思っており、かつ原作本も面白いとのことなので、よし読もうと。以前書いた吉田修一『怒り』と同じ感じで、これまた映画好きなうちの父親の評価も高く、また私が好きな映画(…というより思い入れがある)『黒い家』と同じホラー大賞受賞作ということだし、民俗学っぽいところもあるということだったので、いいなあと。

www.myprivatecomedy.net

そんなわけでさっそく図書館で借りたわけですが、読んでみて、止まらなくなりました。

子どもの頃、ふと訪れた怪異が大人になって自分の子どもが生まれる段になって、また襲いかかる。…というのが導入ですが、topisyuさんも書いていますが、章ごとに語り手が違い、章ごとに前の章の語り手や脇役の思惑が描かれていて、本当に面白くて。日曜の昼に借りてきて、怖かったので昼寝してる子供のそばにゴロゴロして読み、夜までに読み終えたw頑張ったww怖かったから早めに終わらせたかったのよね。

章ごとに語り手が違うのはマルチサイトゲームなんかでよく見た気がするけど、小説でうまく展開されているのを見るのは初めてかも。すごいのはきちんと話がエンディングに向かいながら語り手が変わっていく点で、回想で遡るのも含めて、構成がよかった。私でもすいすい読めました。

EVE burst error

EVE burst error

 

 ※マルチサイトげーむなら、eveシリーズが好き。

 ホラー作品は、SF作品もそうだけど、納得させる背景がすごく大切だと思ってて、例えば今回の怪異については民俗学的な見地からの後押しがあって<ぼぎわんが、来る>ことにリアリティを付加してて《よくわからないけど、本当に来る、怖い》感がよかった。

ただ、選考評にもあったけどエンディングが確かに軽めでもう少し厚みが欲しいかも。それだけ姉さんが強いのかもしれないけど、早かった。まあ、怪異と戦うのを文字にするのは難しいから仕方がないんだけど。

 でもこの作品はシリーズとして続編も出てるみたいだし、そちらも含めて読んでいくと重厚になるかもしれないし、せっかくだから読みたい。図書館でも残ってたから次行ったときに借りようと思えた。 

映画は『嫌われ松子の一生』や『告白』の監督さんの作品らしいので、独特な世界になってるんだろうな、と期待が沸いてる。(『嫌われ松子…』原作は読後すごく荒んだので読後の悪さがお好きな方はぜひ。映画はポップさがあるけど、原作はひたすらダウナー。)けど、いつ見れるかはわからない。録画を頼んで実家に泊まりにいくときに夜更けに見るくらいしか手がないから、いつか見れるかなww 

そんな感じで、楽しい週末でした。そうそう、読者登録させていただいている方々のルパパト最終回感想もかなり出てきており、読みながら興奮してるのでそれも含めて私もまた書こうと思いつつ、現在進行形で見ている(全話通して見ていない)から諸先輩に比べて浅いから悩んでる。しばらく置いてから書くかも、です。

まあ、そんなわけで。それでは子供迎えに行ってきます!ではでは、皆様、おやすみなさいませー。