30年前、小学生で『モヤモヤ病』だった私【入院〜手術〜その後】

  こんばんわ、ura_love_JPNです。前回から難病指定の『モヤモヤ病』について30年前の私の経験談を書いており、今回、その続きです。もう30年も経っており、当時の資料も残っていない中、信憑性もない本当の雑感ですが、まあ、見知らぬどこかの誰かには需要があるかもしれないので、ネット上に残しておこうと思います。

 とりあえず、前回はこれ。そして今回、この投稿でモヤモヤ病はおしまい。ちなみに手術や手術後の話も思いつくまま書くので、多少のグロやスプラッタ系表現もあるかもしれないので耐性ない方はご注意ください。

 

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   大病院で『モヤモヤ病』の診断を受けてから、あれよあれよと入院が決まり、検査入院は楽しく過ごしていました。

  小児科での入院を楽しみにしていたら脳神経外科の大人たちの大部屋で過ごすことになり少しがっかりもしました。(実は最近知人の子どもの見舞いで私が当時入院した病院に行く機会があったのですが、今その病院では小児科の病室も病気で区分されるようになったようで名前のあとに【脳外科】などの表記が見られたため、今なら小児科に入院できたんだろうなと←不謹慎ながらやはり羨ましい)

  子どもがいない見込みの脳外科病棟でしたが、当時脳腫瘍の男の子が入院していてゲームボーイのソフトを交換したことは一、二度ありました。が、やはりもうそこは男の子、女の子で付き合いにくくなる年頃だったこともあり、同じ病室の人たちと過ごす方が楽しかったです。脳外科の患者さんなのでみな結構大変な状態だった→ある方は額に真四角の傷跡があったり、ある方は言葉が少し不明瞭だったりしたわけですが、松葉杖をついたり、車椅子で屋上までみなで散歩に出て話をしたこともありました。日中に病室のカーテンが閉められることはなく、いつも誰かがおしゃべりをする明るい部屋でした。

  入院は、確かに検査は多かったですが、入院してまで毎日検査があったかといえばそんなに毎日検査はしていなかったような。ヨード液のようなドス赤黒い苦い液体薬を途中から毎朝飲む必要があり、ピクニック・フルーツ牛乳と混ぜてその苦さの配合バランスに一喜一憂しながら飲んでいたのは覚えてるけど、今となっては何の薬だったか。。

  そんな中、唯一覚えているのは【血管造影検査】!これはキツかった。

  脚の付け根から造影剤を注射で入れて、時間にして1時間半とか2時間くらいかけて脳の血管の写真を撮られる…というものだったはずですが、撮影のときに造影剤が発熱するのか、撮影されてるだろう部位だけが焼けるように熱い。後に親にした説明としては、首をちょん切られ、頭を半分に割られ、その片側だけ火にかけられた感じだよ、と。それが頭のいろいろな部位で延々と続くので辛いのなんの。でも、麻酔もかかってたのか、体が固定されていたのか動くこともできず地獄のようで、途中で疲れ果てて寝たのか意識を失ったのか、気がついたら技師さんから終わりの声がかかりました。基本的に親の宿泊はなかった中、その日だけは父親が宿泊してくれたのですが、夜に(医者の事前予告通り)ひたすら腰や背中が痛くなり、さすってもらったのを覚えています。

  その悪夢のような血管造影検査で病巣がわかったので手術が決まりました。手術が決まってからだと思いますが、頭を丸刈りにしました。手術部位だけ髪を剃る…という選択肢もあったようですが、中途半端に髪が残るよりも後のメンテもいいといわれたので迷いもなく丸刈りに。この経験は意外と多々ネタにできた→男子は丸刈りにすれば朝の時間とかもラクなんだぜ、知ってるか?的なドヤ顔に対し、私も丸刈りにしてたから知ってるよー的な受け答えができたり、その一方で闘病による剃髪でしんみりする気持ちも当然わかるのでいい経験でした。

  そんなわけで、手術当日、麻酔ガスで麻酔をかけました。朝10時頃から夕方まで6時間以上かかったはず。目がさめると青い帽子とマスクをした両親がいました。私自身も酸素吸入のマスクをしており、息苦しい。のでそれを外したいと主張したのですが、当然ダメw諦めて両親をなんとなく見送り、またウトウトしました。

  次に起きたら真っ暗な中、頭上だったか足元だったか、目を動かせば見えるところにネオン的にチカチカ光るICUの全体管理モニターがすぐそばに。違う方に視線をやっても眩しく、意識が朦朧とする中、それを時々見ては気を紛らわすものの、手術前日からの絶飲食で丸一日何も飲まず食わずでとにかく喉が渇いていて、看護婦さんを何かしらの方法で呼んで(体を動かせないのに、どうやって呼んだんだろう?ボタンがあったのかな?)喉が渇いたと主張するも朝になったら水分は採れるからそれまではダメだと言われる。しかし、酸素吸入のマスクで唇もヒリヒリするし、時間は確か4時か、5時。このままでは眠れない、酸素マスク外したい、我慢できないと二度三度ごねてwやっと唇を少し湿らせていいという許可が出たようで、唇を少し湿らせてもらって生きた心地がして、それを舐めながらうつらうつら。次に目が覚めて6時半ごろ?テレビを持ってきてもらえたので土曜の朝のアニメ(昔のアニメの再放送?)を見たはず。

  で、朝8時半くらいになったら親の待つ個室へ移動。ぐい飲み(急須状の器の口の部分にスポイトのような飲み口がついているもの)でまずは麦茶から。で、昼か夜かにはヨーグルトも食べ始めることができたはず。でもそのまえに体を少し起こしたときに気分が悪くて吐きかけたはず。イケると思っても無理はいかんです。

  その日はグダグダして過ごしたものの小学生の回復力はすごいもので翌日にはもうお腹減った等主張をはじめ、ぐんぐん良くなりました。

  一方、驚いたことは多分2日目か3日目、耳が痒く、何気なく耳をかいたら、指先に真っ赤な血の塊が。思いがけないホラー(スプラッタ?)でしたが、頭の手術して耳にも血が入っただろうし、当然…だったのかはよくわからないものの、印象的な体験でした。

  一週間程度して立てるようになり、歩く練習。次第に長く、二週間くらいで日常生活に戻れた…と思うけど忘れたなぁ。手術してからはさして問題なく、経過順調で退院できた…はず。

  ただ、自分が頭の手術をする、という大きな出来事を小学校低学年では言葉でしか理解できていなかったため、1年ほど経ってから自分の頭蓋骨が一部陥没していることに気づき、手術部位がそこだったことも忘れておりw若干パニックになったことも一応書き残しておこうww←当時【アメリカンクラッカー】にハマっていた私は手が滑った拍子にアメリカンクラッカーが頭にあたり、めっちゃ痛くてたんこぶの有無を確認していたら、頭蓋骨が一部陥没しいているのに気づき、アメリカンクラッカーで頭が割れた!と本気で思って心配したのです。。

  予後としては特に何も問題はなかったものの、社会人になってやはり疲れてくると脳が腫れるのか手術痕が多少痛んだり、またその痛みが発作時の痛みと若干似ているため、疲れがたまって頻発するとまた発作が起こるのではないかと不安を感じることはあります。そのため、やはり定期的に何らかの脳ドッグなどでチェックしてもらいたいなぁと思いながら、すでに30年経ちました。なので、私の場合は手術をして、モヤモヤ病はあっさり解決した…と言えるはずです。そしてその一方でやはり将来的なことを考えると脳卒中脳梗塞には備える必要がありそうだと感じながらもどうすればいいのか考えあぐねているところでもあります。まあ、やっぱり脳ドッグや精密検査を受けて相談するのが一番なんだろうなぁ。。

  ちなみに『モヤモヤ病』も遺伝傾向がある病気のようなので(多くの病気がそうであるように)子どもにも大きくなったら母親の病歴を伝えて、生きていく上でのヒントにしてあげられるといいなと思っています。

  さて、うまくまとめられませんでしたが、重くてまとまりのない長文を最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。『モヤモヤ病』はあまり一般的ではない病気ですが、それなりにいろんな方に見知っていただき、小さな子供の脱力があった場合、重篤な症状が出る前に医師に相談いただけるようになるといいなと感じています。

 そんなわけで。最後までズブズブだった感もありますが、そろそろ私も寝ます。皆さんにも楽しい明日が訪れますように。おやすみなさいませー★

  

30年前、小学生で『モヤモヤ病』だった私 【導入編】

 こんばんわ、ura_love_JPNです。ゴールデンウイークが終わってしまい、仕事が忙しくてヒイヒイ言っていますが、アクセス数が急に安定して→先月やっとアクセス数が100を超えたと思ったら、今月もうすでに150オーバーしており、日々二桁近くアクセスいただいており、嬉しい限りです。自分の独り言、考え事、経験に興味を持ってもらえると素直に本当に嬉しい。ひとかどのニンゲンとして頑張れている…気がする。(自信はないけど)

 …というわけでここが踏ん張りどころwなはずなので更新頑張ります!

  で。とりあえず先に話をしていた『モヤモヤ病』を話をしようかなぁと。

 

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   先日検索をかけてみた(エゴサーチ?)   ところ、やはり『モヤモヤ病』はまだあまりブログになっていなかったようなので、30年も前の経験ながら、何かしら情報を求められている方の役には立てるかなと思ったので書いてみることにします。


  知る人は知っている病気、『モヤモヤ病』。歌手・徳永英明氏がこの病気で、一昨年手術をした、ということで先のムンプス難聴がドラマで出てきた時と同様「あ、私と一緒じゃん」と思って(以下略)…はい、ミーハーですみません。

  当然医者ではないので簡単な説明になりますが、モヤモヤ病は通常比較的太くあるべき血管が毛細血管様になってしまい、泣いたり強い呼吸で血流が阻害され、酸素不足になると手足などの末端への酸素供給が滞り感覚が麻痺してしまう…という病状の説明でいいはず。脳外科手術により毛細血管様になっている部位を太くするバイパス手術を行うことで寛解される場合も多いものの、場合によっては脳機能障害が伴う場合がある。また低年齢でのモヤモヤ病と、成人後のモヤモヤ病では症状が異なり、低年齢では手足の麻痺などの症状が多い一方、成人後のモヤモヤ病では脳障害を伴う場合が多い様です。(詳しくはググってください)

 私がモヤモヤ病で手術をしたのは小学校低学年です。が、自覚症状があったのは保育園、おそらく年中くらいから。そのころから泣くと頭がキーンと痛くなり、手足に脱力が起こり、力が入らないという症状がありました。一方、しばらく座り込んでいると徐々に感覚が戻ってくるので一休みしたらまた遊ぶ、ということを繰り返していました。ムンプス難聴と同様でそれがフツーだと思っており、それがみんなと違うということは意識したことがなかったです。
   脱力については、小学校高学年くらいで流行る『脚カックン』(→棒立ちになって他に意識の向いているときに後ろから不意に膝を曲げられるあの遊び、で通じる…か?)の支えられない感じがずっと続く…というとイメージしてもらいやすいはず。で、一回床についたら立ち上がれない。何かにしがみついても立てない、支えられない。私の脱力感はそういうものでした。

  上記のような説明をしていたので、私のモヤモヤ病は脚カックンが続くなんとなくみっともないイメージだったのですが、今にして調べると、脳梗塞脳出血にもつながる危険な状態だったとわかり今更ながらゾッとしています。その頭痛→脚カックンのサイクルの中で、脳の血流障害がひどい場合、様々な機能障害が出る場合もあり、現在は難病指定となっているようです。難病指定された病気に診断されると国からの補助が出るよう。←徳永英明氏の手術時に検索して学びました。

 その他にも私の自覚のあった発症事例としては、
・熱いラーメンを息を吹いて冷ました
・ハーモニカを吹いた←てきめんに頭痛、脱力
というのもありました。ラーメンを冷まして頭痛が始まって、脱力したときにはこんなことでこれが起こるのか?!と愕然としました。ちなみハーモニカはダメでしたが、鍵盤ハーモニカは(私は)大丈夫でした。

  なお、私が小学生だった30年近く前は小学一年生でハーモニカが吹けることが音楽のテストになっていたこともあり、練習をしなければいけないのがとにかく辛かった。子供ながらに頭が痛くなると脱力するパターンがわかってきていたので、頭が痛くなるまで吹かないをモットーに練習したり、やりすぎて脱力したり。肝心のテストの時はそれこそ30秒くらいだったはずでその前後にハーモニカを吹きさえしなければ私は凌げたので、よかった。(ただ、確かテスト終了後皆で合奏しようというまとめがあり、途中で頭が痛くなって吹く真似をして凌ぎ、吹いてなかっただろーとクラスメイトに指摘されたような、されなかったような。)

  また、大泣きをすると頭が痛くなり、脱力し、死にそうだと感じていたので、声を上げずに泣く、ことをよくしていました。今でも声をあげずに泣くのは得意っす!

    そんな泣くと脱力する少し異常な状態が続いたため 、いよいよ大病院での検査が始まり、1ヶ月半程度の予定で検査入院及び手術をすることが決まりました。

 

 またすぐに投稿しますが、今日はこんな感じで導入終わり。きちんと書くと結構ディープだわね。需要はあるかわからないけど、次回は入院+手術/その後の体験つらつら書きます。

 なお、一連の記述はあくまで私の30年前の体験のため、話半分で読んでいただければと思います。

  ではでは、ひとまずおやすみなさいませー。

 

山崎豊子『二つの祖国』とパトリシアコーンウェルと〜過去ログ開帳

ゴールデンウィークにまったりと漫画を読んで過ごしていたら、ふと『二つの祖国』思い出したので過去ログ開帳します。結局私は【異文化に闘う人たち】がすごく好きなんだろうなあ。←私自身根性なしな人間なので、憧れが強いんだと思う。また今読んでる漫画もまとめたいなあ。

 

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  縁あって山崎豊子の『二つの祖国』読んでいます。   

 文庫でまだ200ページ程度しか読んでいませんが、圧倒されっぱなしです。    

 

  先にイサム・ノグチの伝記本を読んでいたので、戦時中のアメリカにおける日本人収容所の収監がどういう状況のものだったのか気軽に読みたいなと思い、山崎豊子なら面白いだろうと読み始めたのですが、もう、別にまだ誰が死んでるわけでもないけどダウナー↓↓主人公の父親がこれ、もう、せつないんですよ、ネタバレしたくないので言いたくないのですが。  

  で。読み始めたところに、家人がきて、『ああ、それ昔大河でやってたよね。主人公二人で同じ日系二世の設定だけど真逆の生き方をしてて…原作は知らないけどエンディングが結構暗かった気がするなー』とかなんとか残して行ったので、ドラマの配役誰だったんだろうと調べてしまったのが間違いでした…    

 久々に目から火花が散るような衝撃のネタばれが…うわーん、この結末は知りたくなかったよぅ。    

  と、いうこの切なさを拡散しようとネタバレしやがったwikiを載せて見る。(ちなみに原作を読まずにこれだけ読んでも全然面白くないですよ。)

  http://ja.wikipedia.org/wiki/山河燃ゆ    

 

ちなみに主人公・天羽賢治松本幸四郎、チャーリー田宮を沢田研二が演じたようです。この情報だけが知りたかったのに、まさかあれが絡むとは…そんな気配もない世界なのに、と思いながら確かにそのネタバレを知ってから読むともうすでに確かにものすごい伏線が出てるのよ、さりげなく。これには感服しました。    

 

  すでに読み終えられた方からはあんなん伏線でもなんでもないよという方もいらっしゃるかもしれませんが、だいぶどっぷり世界にはまってるとそのリアル社会では当たり前の結末が物語の中では見えないのです。

 

  真珠湾攻撃がはじまった、日系人収容所での先の見えない生活、アメリカへの忠誠心の揺らぎ、日本に対する郷愁、そういった世界観を非常に骨太に描いているので、もうそのことで頭がいっぱいになったときに、あの現実を見せられたら、そら、ちょっとすごい衝撃です。たった200ページでそれだけ読者の世界を変えてしまうというのは本当に素晴らしいなと感じています。  

   山崎豊子の経歴が新聞記者あがりというのがこれだけ骨太な作品を描けた肝なんだろうなと感じると同時に、同じく女性ながら非常に素晴らしい世界を作っていたパトリシア・コーンウェルも新聞記者あがりだったなということを思い出しながら読んでいます。

  

   パトリシアコーンウェルの検死官シリーズは本当に当時は夢中になって読みました。といっても最近はいい加減内容にボリュームがないので手を出すのをやめましたが。    今や新聞記者って女性にとっては別に特別でもなんでもないご時世ですが、かつてはこのレベルのタフさがなければやっていけなかったのかもしれないなとか思ってしみじみする一方、本当にこういう良い本に出会えて神様ありがとう!と相当なテンションでひとり盛り上がっています。    そんなわけで、もしも興味をもったら、ぜひぜひ読んでみてください。  

二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)

二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)

     

 

  パトリシアコーンウェルの検死官シリーズ記念すべき一作目です。(実は私は誤って二作目から読み始めました…二作目を読んでから一作目でもこのころは登場人物の過去を辿るような面白さがあってオススメできます。そういえば最近表紙のデザインが変わりましたね。昔のデザインがミステリアスですきでした&翻訳は相原真理子さんで近年まで続いていましたが、途中から訳者が変わったので調べたところ、若くして亡くなられたそうです。非常に優れた翻訳だと海外在住の友人からも評価されていたので残念でしたがこればかりはどうしようもないことですし、また多分亡くなられたご本人もいろいろ思うことがあっただろうことを思うとその点でもしみじみと考えてしまいます。

  

検屍官 (講談社文庫)

検屍官 (講談社文庫)

 

 

 

TOKIO山口くん事件の【キーワード】を見直し、一般化してみた

こんばんは、ura_love_JPNです。TOKIOの山口くんの事件は『鉄腕DASH』ファンである私にはかなり衝撃的でした。

子育て中でなかなかニュースを追うことがままならない一方、ニュースサイトやSNSを通じてよく見かけたのは『そんなことに巻き込まれる女子高生が悪いだろうよ』というコメント。…うん、気持ちはよくわかるものの、その発言の裏にある無知を暴きたく、正義の味方気取りでまとめたくなりました。


私としては今回のキーワードは【仕事で出会った】【女子高生】、そして【酒】につきると思います。

どの言葉もイメージが強くて、掛け合わせると「被害者が悪い」になるのはよくわかる。でも、このキーワードを見直すとどうか。


まず、【仕事で出会った】ということから何が推察されるか。山口くん(w50近くのオッさんにくん付けってw)が司会を務めた番組で知り合ったことはわかるし、私も何度となく該当番組を見たことがあるが、フツーの女子高生たちと山口くんの関係って、【仕事仲間】、番組を面白くするためにいろんな話をするという同じ目標をもつ仲間が適切だと思う。そして立場的にも知名度にしても、【職場の上司-部下】が適切だと感じる。

一方、【女子高生】って言葉も少し考えればいろいろいるってのがわかる。遊び慣れしてる子もいれば、遊び慣れしていない子もいる。ただ、一つ明確なことは、日本における【女子高生】は【15〜18歳の年齢×女性】であると分解できるはず。

  ここまで読んでくれた方に問いかけたい。


「あなたは、職場の面倒見のいい上司に休日遊びに来ないか誘われた。同僚も誘われてる。行く?行かない?」

  

私自身曲がりなりにも社会人10年以上やってきていろんな社会人を見てきた中で、もちろん断る人もいるしタイミングにもよるし、そらいろいろだけど、断らない人も多いと思う。そうじゃなければ休日接待(ゴルフにしろ、花見などのイベントにしろ)はもっとなくなってると思うんだよね。そして面倒見の良い上司って、面倒見の良くない上司に比べたら一緒に過ごして楽しいから、自分にヒマがあればやっぱり行っちゃうでしょ。


 で。行った先に何が待っていたか。

。。【酒】。。


職場にもいましたし、いますし、取引先にもいましたし、いると思いますが、普段の仕事ではそこそこなのに、酒が多めに入ると普段と違うキャラが出る…なんて本当によくあること。

  でも、その『よくあること』を私がきちんと学んだのは大学生、そして社会人になってからでした。

 今回の被害者は?…15-18歳の高校生。芸能界に足を突っ込んでいるとはいえ、15-18年分しか人生経験がなく、しかも腐っても国営放送で未成年者たちに酒盛りはしない、させないだろうから、意外と【酒】については縁がなかった、かもしれない。

推測でしかないが、そういう酒に飲まれた人をいなしながら、逃げるってとにかく難しい。誘われて遊びに来た以上、すぐに帰るのは難しいのはわかる。飲み会が始まって乾杯して帰れるか、に近い。予め中座を宣言するくらいしか私は難しい。そうこうして様子を見ているうちに事件が起こったら?

  で、もう一度。本当に「女子高生が悪い」の?


  最後に今回の話をもっと一般化してみる。

《  15-18歳の自分。休日、バイト先の仲の良い上司に誘われて友人と自宅に遊びに行ったら、上司が酒を飲んで普段と違う様子だった。変なことはないだろうと思っていたし、信じていたが、そのうち絡まれ始め、嫌だったのにキスされてしまった。 

 ちなみに、事件が念頭にあると上司=男性、私=女性で考えてしまうだろうけど、上司=男性、私=男性でも成り立つ話だと思うよ。男性でも男性上司に唇を奪われる、裸祭りさせられる、殴られる、うん、よくある話。バイト先を会社や取引先にしてもあり。よくある、よくある。

そういうのって男性的には嫌じゃない?私はそれこそ自分自身よほど酒を飲んで自分を失わない限りよほど辛いだろうし、高校生には特に酷だと思う。というか泣く。(もちろんそこまでハメを外すのが楽しいんだ!って人がいるのもわかるけど、ね。)

 

そんなわけで、私はTOKIOの山口くんがー、とか、女子高生がー、とかではなく、「酒飲んでクダを巻いた上司からどう逃げるか」を社会人はもっと語るべきだと思う。自分が信用しても裏切られることは多々あるのがフツーだということも学ぶ必要がある。子供たちには酷だけど、そういうリアルをもっと教えたり語らなければいかんのだろうなあ。

…ゴシップが壮大になり始めてしまったので、いかん、そろそろ終いにしよう。

 あー、でもでも。女子高生を擁護するのはもちろん、一方で山口くんにもまた復帰してほしい気持ちはあるのが正直なところ。芸のない芸能人も多い中、山口くんは立派な芸能人だから。農作業ができて、建機が動かせて、音楽ダンスができて、ってよほど努力して来た人だから許しがたい行為にしても失われるのは惜しい。だから、被害者も、山口くんも応援しています\\\\٩( 'ω' )و ////


最後力技な感じですが、これが私だ、仕方がない。ではでは、皆さまおやすみなさいませ。。



喘息デビュー★

 こんばんわ、ura_love_JPNです。諸事情を経て、喘息の診断をいただき、しかも若干ひどい状態だったため、ステロイド吸入ではなく、現在、経口薬を使用しています。我ながら、ここしばらく病トピばかりで気が滅入りますがwまーそういう時期だし、そういう私だよね、と覚悟を決めたところです。

いや、旦那には話半分で重症度が伝わっていないようですが、本当に咳で死にそうになるレベルだったのですが、ステロイド経口薬使用を決めた医者がものすごく親身に丁寧に診察してくれて、よしこの人なら任せられる…気がする、と久々に思えて、そう思えた前向きな自分にちょっと嬉しくて気分が上がりました。調べてみたら、ステロイドは気分の上がり下がりにも効果があるるらしいので、そのあたりも影響しているのかもしれませんがw息苦しさはあるもののこの週末は結構テンション高く楽しく過ごせました。

   というわけで、喘息関連をひたすらネットで調べたり、すでに図書館で借りてきていた本を読み直したり、喘息については詳しくなってきた気がします。吸入が苦手で大変だけどこれも一度目は口に残った状態で説明を聞かされて口内すげー痛くて辛かったけど、今回は「きちんと吸えてれば味もしないし、うがいもしなきゃいけないけど、そんなに痛くない」との説明も受けて、再挑戦中。うーん、これ、効いてるのかなぁ。。経口薬は効いてる感じがするけど、吸入…がんばろう。

 

  ちなみにステロイド吸入薬のサイトを見ていたら、吸入での効果が出るまでに1年かかると書いてあり、気が遠くなりそうでした。が、他の方のブログなんか読んでも喘息て、多分そういう長いスパンの世界なんだろうなぁと。ただ、個人的にラクをしたいが信条なのでもちろん吸入は続けますが、吸入に頼らない「漢方」「鍼灸」の東洋医学でのぜんそく治療に興味津々なので、どうせ長い付き合いになるなら、東洋医学も取りいれていきたいなぁ、とか。当然ぜんそく同様東洋医学も素人ですが、勉強、したい!

   そんなわけで、体調不良の苦しみはあるのですが、その中で前向きにあれるのはなんだかんだこれまでの病歴があるからだろうなと。治ると思うし、病は気からとも思ってるし、前向きなのはいいことだ、と思う。もちろん自分での努力は必要だけど、医学の力は信じてる。(今回、初めての裏切りを経験したんでかなり凹んでいたんだけどね。)

  よし、前向きさが出てきたところで、今日は寝る!ステロイドのせいか咳のせいか眠りが浅いのが若干気になるが、まあ、これまでもこれからも寝れるときに寝る、で変わりはない。産後のいろいろで喘息にたどり着いてしまったけど、産後自分のペースで眠れなかったのも幸いしてwステロイドで目が覚めててもあまり気にならないしww

  ではでは、皆様もおやすみなさいませー。

(ムンプス難聴)×(モヤモヤ病)な私がランニングマシンで倒れかかった話

 こんばんわ、ura_love_JPNです。前回の投稿がヒット過ぎて2桁の閲覧がありました。

 

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→これまで片手の閲覧数が最高だったのに、NHK朝ドラ効果、すごい。

 

  そんなわけで、わざわざ『ムンプス難聴』を調べてくれる人はきっと病気ネタもそれなりに興味を持ってくれているだろうと今回も病感満載で投稿しますw(病気ネタは実際それで苦しんでる方も多いため、今のご時世なかなか扱いが難しいのですが、私自身も当事者であり、この場は私の日記である、というあたりで大目に見てください←ヘタレ感も満載です。)

 

  私自身、ムンプス難聴以外にも患っていた病気があります。それが『モヤモヤ病』です。…といっても小学校低学年で手術して以降発作もないため患っていた、というのも若干おこがましいですが、現在指定難病として登録されており、脳梗塞脳出血などにつながりかねない病気でした。

http://www.nanbyou.or.jp/entry/47

  歌手の徳永英明氏がこの病気の手術を受ける、ということで一昨年ニュースにもなっていたので覚えている方もいるかもしれません。

 

  NHK朝ドラに戻って。今週からは大人ターンで高校生になった主人公たちの恋愛模様が繰り広げられていますが、先週はムンプス難聴でできなくなったことがある、ということに焦点が当たっており、スズメちゃんの石跳遊びや平均台など難聴あるあるが繰り出されており、私自身も何かしらあったかと考えたとき、【ランニングマシン】を思い出しました。

 

  20代後半、会社帰りに時々ジムに寄ってていたことがありましたが、消費カロリー的にも体力的にも負荷をかけたいがために普段はサイクリングマシンだったジムでの運動からランニングマシンに挑戦してみようと欲を出したときの話です。

 

  フツーのランニングマシンながらそのジムでは外の景色が見えるのが魅力的で、運動音痴ながらやっぱりやってみたいと夜遅く人が少なくなったのを見計らってチャレンジ。初めて使うマシンだったこともあり、遊び半分で歩くスピードから少し手強い早めのスピードまで20分以上歩いたり走ったりして、クールダウンして。初めてながら異常な手順は全くなかったはずでした。

 

…が、ランニングマシンから降りて違和感。歩くことができず、ランニングマシンの目の前にあったマットスペースによろめくように座り込むのがやっと。足に力が入らず、意識ははっきりしてるものの、目が歪むというか、力が抜けるというか。地面が近いのか、遠いのかがわからない感じ。

 

  フツーであれば不安に駆られ誰か呼ぶシチュエーションだったかもしれませんが、『モヤモヤ病』だったときに感じた脱力感に近いものだった上、大人になるまでに片耳難聴や三半規管の異常でバランスがおかしくなる話も理解していたので、そのどちらかの何かなのかな、と考え、過去の持病のような微妙に重い話をインストラクターに話すのも躊躇われ、ストレッチしてるフリをしてヘタっていました。

 

  5分以上経って、立てないときはさすがにヤバいかと思いましたが、10分ほどしたら少し立てるようになってきたので、重心低く立ちあがり、それでもちょっと不安があったのでもうしばらく座り、15分ほどかけて平衡感覚を戻しました。で、立てるようになってからも慎重に歩きましたが、大きな異常はなく。

 

  クールダウンに時間がかかるし、なにかあったら怖いので結局ランニングマシンはその一回だけになってしまいましたが、果たしてあれはなんあったのか。もちろんたまたま私やマシンの調子が悪くて…の可能性もあります。ただ、まあ、実際あったのは事実なので、そこから何を読むか、かなあと。私は私にはランニングマシンはダメなんだなあと考えました。

 

  難聴起因かモヤモヤ病起因か判断がつかないので難聴によるものかといわれると?になりますが、スズメちゃんのことを思うとやはり難聴起因だったのかなあ、と朝ドラを見て思いました。(しかしスズメちゃんの羨ましいところはやはり律くんという理解者がいることですよね。しかも大人になったら佐藤健ってどれだけ恵まれてるのよ、と嫉妬ばかりですよ、ホント!)しかし、脱力はもやもや病に似てたし、あるいは複合の可能性もなきにしもあらずなのか、うーん、と。

 

そんなわけで、ムンプス難聴の方も、モヤモヤ病だった方も、あるいは知り合いにそれらの持病?を持たれている方も、ランニングマシンには少し注意した方がいいかもしれません。ひょっとすると倒れる可能性があります。…と前回に引き続き注意喚起。

 

モヤモヤ病』についても、私の両親は私は軽症だったから問題がなかったという上、30年近く前の話なので今更な話もありますが、ブログなどを検索してもやはり数が少ないのでそのうちに書いてみる気はあります。(あまり需要があるとも思わないけど、私の経験は小児モヤモヤ病で、やはり小さい子供は自分の症状を話すことが難しいこともあるので代弁するつもりで書いてみると、不安な方にも理解いただけるかなと。そんな立派なものが書けるかわかりませんが、私を形作っている結構大きい要素なので、話してみたいと思います。)

  

   さて。そろそろお別れですが、現在また医者にかかっており、ネタも増えているので、病気ネタがお好きな方はまたぜひお立ち寄りください♪←心底本意ではないネタですが、ネタはネタだ、と割り切らねば気持ちが…

 恐ろしい感じになってきましたが、気にしない。

それではみなさま、おやすみなさいませー。

『半分、青い』から、ムンプス難聴な私の日常

こんにちわ、ura_love_JPNです。今朝も子どもを保育園に連れて行く準備時に朝ドラが流れており、現在放映中の『半分、青い』も横目で眺めたり、会話を聞いたりしていました。


番組冒頭で『耳の中で小人がポリネシアンな音楽を歌ってる!』と主人公のスズメちゃんが話しており、またこの主人公はとんでもない話をしてるな、と聞いていたのですが、そのあとの両親が医者に出向いて耳鳴りの診断を聞いて納得。おたふく風邪によるムンプス難聴で左耳聴力がなくなったり耳鳴りの症状が出てたそう。今週耳鼻科医の監修が入っているので主人公の相方(ヒーロー?ヒロイン?)律くんがなんかなるのかと思っていたら、主人公かあ、と深く納得。


そしてムンプス難聴って私と同じやなあと、子どもの準備もほったらかしに思わずテレビに向かってしまいました。


私も小学校入学前におたふく風邪に罹り、その後全く気がつかなかった(というか耳で音を聞いている実感もなく、耳が聞こえてることもよく理解していなかった)ため、就学前検診で左耳の聴力が失われていることがわかったときは親も慌てたようです。←おたふく風邪が理由じゃない可能性もあるのですが、私自身風邪もひきにくい体質で、ほかに心当たりがなく原因があるとすればおたふく風邪だということらしい。


ただ、今日のスズメちゃんの冒頭シーンのように、左耳が聞こえなくても日常を生きれます。なので大学病院の医者の話は誇張があるなぁ、と、いう感覚。


たしかに両耳が聞こえる場合の立体聴力は得られないため音のする方向がわからない、失聴した耳側から話しかけられると聞き取れないなどはあるものの、仕事もまあ、フツーにできます。そのあたりの葛藤は両耳聞こえる人たちには「そうなの?」的なことかもしれませんが、そうなんです。


もちろん個別に症状は違うため、一概には言えないのでしょうが私の場合物心つく前に失聴したのも心配されるほどの違和感がなかった理由かもしれません。実際立体聴力についても高校生まで理解しておらず、クラスメートにしばらく呼んでもらってたのに発声源wが見つけられずに、そのことをきっかけに理解したくらいw


ただ思春期のタイミングもあり、日常は過ごせるものの、両耳聞こえる健常者にはある能力がないことを意識してしまったこともなくはないです。今でも飲み会の席次には悩みますw


草生やして誤魔化しましたが、飲み会は話をしたい人、グループの方に聞こえる耳を向けやすい位置に席取りしないといけないので、結構悩みのタネではあります。一応職場でも左耳聴こえない話はしてますが、よくも悪くもビジネスライクな上、酒が入るとみんなわけわからなくなっているため、うまく位置取りできない場合、自分が話を提供したり、逆に席替えに動いたり面倒くさい。(まあ、それだけ私がフツーの両耳可聴者にみえるということなんでしょうが)


また、私はそこまで夢がなかったのですが、職業選択において不自由が発生することもあります。例えば航空関係、パイロットや客室乗務員は両耳聞こえることが条件になっていたり、自衛官もそうかな。もちろん多少ぶらして航空官関係ということであれば選択肢はたくさんあるはずですが、そのものズバリが片耳難聴で就くことができない、となることは意外とショックです。


ただ…大人になるとわかるのですが、そういったハンデって意外と誰でも持っていて、例えば両耳健常でも経済的に立ち行かなかったり、それこそプロのアスリートが怪我で挫折、なんてのも、いくらでもある。もちろんそれを克服できたりできなかったりする可能性があるのと、失聴のように可能性が全くない場合と同じではないのでしょうが、結果はまあ、同じだよね、仕方ないことだなといつのまにか思えるようになりました。


なので、物心ついたスズメちゃんが、果たしてそのことをどう考えていくのか…あたりを書くのかなあ、朝ドラ。


あとひとつ。今回のドラマでどう描かれたのか描かれなかったかわかりませんが、おたふく風邪については予防接種があります。もちろん、副作用の問題などもあるはずですが、予防接種で防げる、軽度になる場合は大きいです。


なんでそんな話をするかといえば、私はおたふく風邪の予防接種を受けていなかったから。子どもの頃から他の子にはある予防接種のあとがわたしにはなく、産前確認したら「予防接種の副作用が怖いとされてた時代だったし、受けさせなかった…と思う(なお母子手帳も見つからない)」と。


今更聴力は取り戻せないのはわかっていますが、やはり予防接種さえうけていたら飲み会席次なんてくだらない悩みもなかったかなと思うので、あのドラマの苦しそうな悔しそうな両親を思うなら、おたふく風邪の予防接種はぜひ受けてもらいたいと思います。そこまでしていたら、多分、仕方がないと諦められると思うので。


そんなわけで。書きたいと思っていたことがいい機会に書けてすっきり。みなさん、おたふく風邪の、ムンプス難聴の防止には予防接種ですよ。


ではでは、昼から仕事頑張ります!