過去ログ開帳〜山中教授ノーベル賞受賞

  こんばんは、ura_love_JPNです。過去ログの蔵出しもちょこちょこ行いたくw先日投稿した山中教授と羽生善治名人の対談本紹介もあったので、山中教授のノーベル賞受賞時の投稿から。(日付も入れたほうがいいのだろうけど、、ごめん、今、余裕ないからまた宿題にします。。)何か間違ってたら『こいつ、またテキトーにふかしてるぜ』とニヤリとしてください。なお、自分で気づいたらこっそり直しますw

  あと、せっかくなので最後に今の自分の感想も書いてみます。おお、過去の自分への手紙みたいねー。それではどうぞ。

 

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(※メモ※?2012年10月ごろ?の日記)

  山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞に浮かれています。本当に本当におめでとうございます!!
 私自身、前にも書いたように片耳が聞こえません。そんな中で、再生医療には興味があり、ES細胞が注目されたあたりから俄然その分野のニュースをひたすら追い続けてきました。(その前のクローン羊ドリーなんかのニュースについても当然理解はしていましたが、自分にかかわることという意味でES細胞研究についてからが注目の質が変わっていたと思います。)
 ES細胞には倫理的に問題が多くある、それらをどう解決していくのか。倫理的な議論は、法整備は、追加研究、臨床はいつになるのかな…?韓国ではES細胞研究のねつ造も起こったし、そんな中ではたしてES細胞研究は下火になったりしないのかな…?

 そんな中で登場したのが山中教授とiPS細胞でした。
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 私自身は当然文系の頭しか持っておらず、山中教授の研究について理解することは本当に難しいのですが、自分の言葉で語ってみるとこんな感じかと思います。
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 iPS細胞=自己の細胞に4つの遺伝子を組み込むことにより、分化した細胞(…例えば目の細胞、腕の細胞、筋肉の細胞、心臓の細胞など)を分化する前の未分化状態にもどすことができた細胞。
 つまり、自分の体を今作り上げている細胞をリセットする仕組みを山中教授が発見したということ。これが今回の受賞の理由だということらしいです。
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 ノーベル賞は非常に評価が厳しい賞らしいのですが、どのように厳しいのかというと、その受賞者が他の研究者に与えた影響とその効果が発見されない以上は基本的には賞は与えられないそうです。
 そういった受賞評価に対して、山中教授の研究は何を与えたのか。自分たちの体を構成している細胞をリセットさせる仕組みが生み出されたことにより、何が起こったのか。
 iPS細胞が発見されたことにより、それを利用した新たな多くの研究が世界中で始まりました。iPS細胞を世界中の研究者がこぞって作って、皆がそれを使って、それぞれの研究を新たに始めました。眼科の研究者は目の細胞をどのように作るのか、そして目の細胞がどのように傷つくとどのような病気が起こるのかを研究したり、細胞レベルのまとまりを臓器にはできないのか、傷を治すためにどのようにiPS細胞を作るか、いかに早く安全に各人のiPS細胞を作るのか…等々、iPS細胞が発見されて6年程度ですが、今や世界中の研究者がこのiPS細胞の利用を基準に研究を進めており、これがノーベル賞評議会で評価されたのだと感じています。
 また、ES細胞が受精卵を利用するのに対し、iPS細胞は自分の体をつくりあげている細胞から研究を始めるため、倫理的な問題が少ないのです。これもまた世界中の研究者がiPS細胞を扱いやすい理由です。解決にハードルの高い倫理問題についてES細胞と他のアプローチを与えたのも、個人的かもしれませんがiPS細胞のすぐれている点だと感じています。
 山中教授が会見でも話していましたが、来年あたりにもiPS細胞から起こった研究の臨床試験が始まるというレベルにも達しているようですし、これからもそのムーブメントは続いていく…それが山中技術です。
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 …と、あまりこう正直間違っているかもしれない知識を書くのも気が引けるのでw、一冊本を紹介します。この本、子供向けの本ですが、本当に面白いです。
 山中教授も滋賀の高校で自分の研究や人生についての講演会教育をしていて、そのときの映像が今日のNHKのニュースでも流れていましたが、同じようにノーベル賞受賞者が子供の質問・なぜなにについて答えて行く本です。本当に素晴らしい回答を出す受賞者も、なんとなく答えになっていないような答えを出す受賞者ももちろんさまざまですが、世界のトップレベルの人間・研究者はみなこういう思いを持っているのかという熱い気持ちが伝わってくる一冊です。
 

ノーベル賞受賞者にきく子どものなぜ?なに?

ノーベル賞受賞者にきく子どものなぜ?なに?


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 山中教授については今週一週間はインタビューなどに答えて、啓もう活動に励んでいきますが来週からは研究に戻ることが自分の仕事ですと会見で言い切っていますので、おそらく本当に来週からはメディアに生で登場することはなくなるかと思います。
 逆に今週一週間は相当な頻度でメディアによばれるだろうと思いますので、興味がある方はこの一週間要チェックです!どんな話が聞けるのか楽しみですね♪

 

(2018年コメ追記。)

  山中教授のノーベル賞受賞時のことについては先の対談本に詳しく書かれていて、『ノーベル賞受賞を逃した時の周囲の大学広報の反応』に思わず笑ってしまいました。またノーベル賞授賞式文学賞受賞した中国の方とのとっさのやり取りに私も「おおーっ」となりましたwこの当時は小保方事件とかも発生していなかったことを考えると感慨深い。。

  

  本音を言えば、非常に手抜きなのですが、手抜きに見えない投稿にできました。昔の私、ありがとう!明日も多分この続きを投稿します!

 ではではおやすみなさいませー。