『ダンス・ダンス・ダンス―ル』19巻がエモかった。~良い師につけるだけで人生丸儲け。

こんばんわ、ura_love_JPNです。やばい、さっきも投稿したのに、また投稿したくなったので、投稿です。

いや、何がやばいって、漫画がめっっちゃ面白かったっ…。。

ダンス・ダンス・ダンスール (19) (ビッグコミックス)
 

 気が付けばもう19巻に突入しているわけですが、もう個人的に面白さがとどまることがない感じでドはまりしています。男の子が主役のバレエ漫画なのですが、これが、すごくエモい。

 実は私が「エモい」というイマドキな言葉の使い方を理解したのもこの漫画がきっかけだったわけです。内容的には幼少期に男性バレリーナに惹かれた男の子が、思春期になり、バレエに再開し、バレエの道に突き進んでいく漫画なのですが、思春期の男の子の世界感→バレエなんかやる男は女々しいよな、という社会通念的共通認識をいじられる中で覆して行ったり、幼い時からバレエに浸り、バレエ以外の世界を持たない(コミュニケーションも取れない)バレエの神のようなライバルのいじめられっ子のその舞台を見た瞬間に衝動が沸いて、(ライバルがいじめられている姿を見ているにも関わらず)突き進んでいったり、色恋に、仲間に、学生生活に、ライバルに、さらにはいじめや屈辱をバレエの糧にするなど、とにかくすごい熱量で、大好きなのです。

 この19巻では幼い日にバレエを志したきっかけのダンサーに師事するためにこれまでの師たちから離れたアメリカでの話になるわけですが、クラシックバレエの神髄の情報量、特に抒情的な部分をどう表現するのか、ということへの情報量が多くて、もう、なんというか、身もだえました。

 で、結局どういう師に師事するかというのは本当に大切なことで、この漫画では幼い日のあこがれからこれまでの師と離別していくわけですが、その選び取る力もやはりとても大事。それが成功につながるか失敗につながるかわからないけれども、自分が成長するための正しい方法をこの主人公は知ってるわけで、それがすごく素敵だ。

 頭が悪い子どもでも、馬鹿でも素直に学べる力がある。言われたことは必ずすぐに直す。難しいけど、大好きな師だからこそ、たくさん学べる。選び取った師だから素直に学ぶ。大事な力だなと思いながら見ています。

 人生においても、漫画においても、このよい師に出会うというのはものすごくでかいミッションだなと思う。私はいい師には出会っていると思うんだけど、素直じゃないからまだうまくいっていない。だから未だに人生に右往左往している。もう少し素直にいろいろ学べていたら違っていたのか、いや、そんなのはわからないけど、この漫画の師たちや、あるいは『スラムダンク』の安西先生のような、そんな師に会いたいなぁとも思うのは思うんだよね。。まあ、人によるんだろうけどね。

SLAM DUNK 新装再編版 4 (愛蔵版コミックス)

SLAM DUNK 新装再編版 4 (愛蔵版コミックス)

  • 作者:井上 雄彦
  • 発売日: 2018/06/01
  • メディア: コミック
 

 (安西先生…素敵すぎる…)

 そうそう、あとこの作者さんは、よく漫画の主人公を事件に遭遇させ(未遂もあるけど)読者に考えるアドバイスを与えるところも結構気に入ってる(変な表現だけど)。読むと読者も作中人物と同様にハラハラするし、いろいろ嫌な気持ちにもなるんだけど、そういう疑似体験をさせることで、彼ら・彼女の立場を疑似体験的に考えさせるのも、いいなと。あと、LGBTとかも考えるきっかけになるし、なんかいろいろ詰めあわされていて、そういうのも、すごくいいんですよ。感動できる。

 女の子のバレエ漫画はよりどりみどりであるわけで、それはそれでいいのですが、この漫画はこの漫画で、男の子バレエの難しさや力強さ、楽しさ、苦しみそういったものがあふれていて、素敵なのです。

 元々原作者のジョージ朝倉さんの少女漫画『溺れるナイフ』の無料公開に出会って、内面を重視する珍しい作家さんだなぁと読んでいたのですが、この『ダンス・ダンス・ダンス―ル』は現在、ビッグコミックスピリッツで連載中ということで、少女漫画→青年漫画に移っているあたりもちょっと異色ですが、個性もあるし、読ませる力もあるし、アーティスティックだし、大変私好みです。

 

 バレエ漫画は、いろいろ書きたいネタが多すぎる。まだ読んでいない作品も多いんだけど、いい。うちの姪っ子ちゃんもバレエを習う予定らしいんだけど、結局バレエをやってるといいよね。私は応援したい。そして、コロナが収束したらバレエ見に行ってみたいなぁ。。

 そんなわけで。夕食後にもまた子どもがNetflixにはまっている間に、書いてみましたが、あとちょっとの時間で、今晩の勉強のネタもそろえておきたいので、これで終了します。また気が向いたら、書く。

 そんなわけで、今日はもう書かないよw(多分)そんなわけで、皆様も週末の夜をお楽しみください。ではでは。おやすみなさいませー。